withは20代が中心の恋活マッチングアプリです。結婚を前提の交際を求める男性・女性が数多く登録しています。本記事ではwithになりすましがあるのかをご紹介し、なりすましを見破るコツまで記載していきます。
そもそもwithにおける「なりすまし」とは
withにおける「なりすまし」とは、第三者がその人のように振る舞いメッセージ交換を行うことを意味します。
- おじさんがモデル風美女になりすまし
- 40代女性が20代女性になりすまし
- 30代女性が20代男性になりすまし
などこのような様々ななりすましの可能性があります。モデル風美女とメッセージやり取りしてると思ったら中身がおじさんなのは怖いですね。
withの運営がしているなりすまし防止策
withには様々ななりすましの防止策が施されています。一つずつ見ていきましょう。
①本人確認
withは基本的に利用者が18歳以上であることを証明するために本人確認が必須です。
男性は有料会員登録時に、女性はメッセージ交換時に本人確認が必須になります。
withの本人確認で利用できる公的証明書は以下の通りです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
withのサポートページによると、以下の本人確認書類は認められないとのことです。
- 住民基本台帳
- 障害者手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 自衛官診療証
- 年金手帳
利用できる証明書の中で自分が利用できるものの写真を取ります。
その写真をwithのアプリ上にアップロードすることでwithの運営側が確認してくれます。提出後1〜2時間ぐらいで個人情報確認は完了し、問題なければ女性はメッセージ交換可能になり、男性は有料プランへの移行ができるようになります。
男性も女性もメッセージ交換には個人情報確認が必須であることはなりすまし防止には心強いですね。
②通報機能
withには利用者が相手を利用規約の内容に反していると判断した時、違反報告として通報する機能があります。具体的には違反項目として「プロフィール画像の詐称」や「他サイトやビジネスへの勧誘」も存在します。
もし違反者を発見した場合は、ただちに運営に報告しましょう。
③ブロック機能
相手がなりすましで、自分に何らかの害を及ぼす存在の場合、相手を自分の画面の表示から消す機能、ブロック機能が存在します。ブロックは相手の意思を問わず、自分の意思だけで行うことができます。
もし相手から何か変なメッセージを送られたりした時にブロック機能があると安心ですね。
なりすましが発生する理由
本人確認書類の提出まであるwithでなぜなりすましが発生するのでしょうか。
withに限らず、マッチングアプリは基本的に本人確認書類を通して18歳以上であるかどうかの確認は行っていないからです。
言い換えると、提出された書類が本人であるかどうかの確認は行っていないとも言えます。
オンライン上で本人確認を行う仕組みをeKYC(know your customer)イーケーワイシーと呼びます。
特にクレジットカードや証券取引など犯罪者収益移転防止法(犯収法)で定められる範囲の業務を行う場合、eKYCの手段も厳密に定められます。
具体的には次にあげる4つです。
- 「本人確認書類の画像」と「本人の容貌の画像」の送信(6条1項1号ホ)
- 「本人確認書類のICチップ情報」と「本人の容貌の画像」の送信(6条1項1号へ)
- 「本人確認書類の画像もしくは本人確認書類のICチップ情報」の送信と事業者による「銀行などへの顧客情報の照会」(6条1項1号ト)
※銀行照会に代わり、少額振り込みと、そのインターネットバンキング記録の画像送信でも可能 - 「公的個人認証(電子署名)」の送信(6条1項1号ワ)
当然withはこのような厳密なeKYCを行っていません。
withに限らず、マッチングアプリは18歳以上であるかを確認する以外に法的な制限を受けていないので、このようなより締め付けが厳しいeKYCを実施する必要がないとも言えますね。
つまり、withを含めたマッチングアプリにおいて、なりすましが発生してしまうことは有る種仕方ないことでもあるのです。
withの「なりすまし」に出会うのを防ぐ方法
とは言っても、自分が一生懸命メッセージ交換している相手が実際には存在しない人物であることは避けたいですよね。
ここからはなりすましに出会わないための心得を書いていきます。
①あまりにもモデルっぽい人は避ける
稀にカメラマンが撮影したでしょと言いたくなるような宣材写真みたいなTOP画を入れてくる方がいます。
もちろん実際にそういう方でマッチングアプリを利用している方もいるでしょうが、何らかの目的を持った業者の可能性も否定できません。
変に期待を持ってメッセージしすぎず、裏切られてもやむなしといったモチベーションでいることをおすすめします。
②プロフィールの内容に具体性がない人はやめておく
もちろんプロフィールの内容をあまり記載しない方もいらっしゃいます。
また、プロフィールに記載しすぎない方が、結果話が盛り上がることもあるのでプロフィールに書き込みすぎるかどうかは考えものです。
しかしながら、TOP画にモリモリの写真があるのにプロフィールがすごく抽象的の場合ですとかプロフィールが何やらいかがわしい場合は避けた方がよいでしょう。
③ビジネスの話はするべからず
withを始めとしたマッチングアプリの目的は男女の出会いです。特にwithは将来のパートナーを探すことも大きな目的の一つであるため、趣味や生活の話題が盛り上がります。
決して仕事の話はしすぎないようにしましょう。逆にビジネスの話を相手がしてくる場合、何か別の目的が存在する可能性があります。
その場合、そもそも記載されているプロフィールの人物がメッセージを行っている人物なのか確認する必要も出てきそうです。
なりすましを恐れずにwithを楽しむために
さて、なりすましと聞くと少し怖くなってしまいますが、せっかくwithを利用するのであれば、楽しんで利用したいものです。
「すごく気が合うし、自分のタイプだけど、この人本当に実在するのかしら?」「趣味も同じで話合うけどネカマだったらどうしよう。」こんな思いに支配されて異性との楽しいメッセージを心から楽しめなくなるのは本末転倒ですよね。
今の時代の日本は国家としての戦争も無く、身分による公な差別も無くとても平和になったとされます。
そんな令和という時代において、新しく結婚した人の15%ほどがマッチングアプリを利用したものとされています。なんと結婚相手との出会いの一位がマッチングアプリなのです。
なりすましによる被害はもちろん避けなくてはなりません。しかしながら、その被害を恐れるよりもリスクを保有しながら場として利用した方が人生にとってプラスになること間違いなしです。
平安時代は五句三十一音に想いを載せて互いの気持ちをより深めていったと言いますし、時代時代に合った恋愛の形式が存在するはずです。
それから1,000年以上の月日が流れた後の我々が、端末上でまずは相手のプロフィールを見て、想い高ぶらせリクエストを送り、思いの丈を文字として紡ぎ、気持ちを高めていく。悪くはないんじゃないでしょうか。
違反報告、ブロック機能といったwithの機能にお世話になりながら、なりすましを恐れることなく幸せな婚活ライフを送っていきましょう。
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