マッチングアプリでは、多くの人がニックネームを使用してやり取りを始めますが、関係が深まるにつれて相手の本名を知りたくなるものです。しかし、名前を聞いたり教えたりするタイミングは、個人情報保護や安全性の観点から慎重に判断する必要があります。
本記事では、マッチングアプリにおける名前を聞くべきタイミングと、安全にやり取りを進めるための注意点について詳しく解説します。
マッチングアプリで名前を聞くタイミング
マッチングアプリで相手の本名を聞くタイミングには、関係性の進展に合わせた適切な段階があります。これから三つの理由を説明します。
その①LINE交換時に聞く
マッチングアプリ内でのメッセージのやり取りが続き、個人的な連絡先であるLINEを交換するタイミングは、名前を聞く第一の適切な機会です。LINE交換は、お互いにある程度の信頼関係が築けた証拠とも言えます。
LINE交換の際に本名を聞く理由として、LINEのニックネームとマッチングアプリのニックネームが異なる場合、相手がどちらで呼んだらいいか混乱しないようにする意味もあります。ただし、この段階ではフルネームではなく、下の名前のみを聞くのが一般的で安全です。
「友達からはなんて呼ばれてるんですか?」のように遠回しに聞くことで、自然に下の名前を聞き出すことができます。また、自分から先に下の名前だけ名乗ってしまうと、相手も名乗ってくれやすくなります。
その②初デート前後に聞く
実際に会う約束をした前後も、名前を聞く適切なタイミングの一つです。初デートで教えると、実際に会ってから名前を交換できるので、より安全性が高まります。
初デート前に本名を教えることで、相手からの信頼を得やすくなるメリットがあります。しかし、実際に会ってみないと相手がどのような人かは判断できないため、信頼できそうな相手だと判断できてから教えるのも一つの方法です。
初デート中に本名を教えるなら、食事中もしくは帰り際がおすすめです。会話が盛り上がったタイミングでお互いの本名を教え合うと自然で、帰り際に本名を教えて次のデートの約束をするのも良いでしょう。
その③交際を意識したタイミングで聞く
2回目のデートの約束ができた後や、交際がスタートするタイミングも、本名を聞く適切な時期です。このタイミングが選ばれる理由は、相手との関係が一歩進んだ証拠であり、お互いに真剣な気持ちがあることの表れだからです。
交際をスタートさせるときに本名を教えるのは、タイミングとしては遅くありません。アプリでやりとりを重ね、何度かデートをしてみて、信頼できる人だという確信が持てたら、お付き合いしたいという気持ちとともに本名を教え合うのが理想的です。
この段階では、マッチング後に相性が合わずブロックする相手もたくさん出てくる中で、継続的な関係を築けそうな相手として認識されているため、個人情報を共有するリスクが比較的低くなります。
マッチングアプリで名前を聞く際の注意点
名前を聞く際には、安全性を確保するためにいくつかの重要な注意点があります。これから三つの注意点を説明します。
注意点①個人情報の悪用リスクを理解する
マッチングアプリで本名を教える最大のリスクは、個人情報の悪用です。本名を知られると、SNSなどで検索されてしまう可能性があります。本名のままSNSをしていると、相手が検索をかければすぐにアカウントを特定されてしまいます。
名前検索によって個人情報を特定しようとする人がいるため、付き合う前に本名を教えてくれない人が多いのです。SNSのプロフィールや投稿している内容によっては、住んでいる地域や出身校、職業といった個人情報を知られることになります。
悪質な勧誘や詐欺、ストーキング等の思わぬ犯罪に巻き込まれてしまう可能性もゼロではないという意識を持つことが重要です。特に、家の近くの目印になる建物や通勤経路など、日常生活に関連する質問には警戒が必要です。
注意点②しつこく聞かれた場合の対処法
相手から本名をしつこく聞かれた場合は、適切な断り方を知っておくことが大切です。「会ったときに教えますね」と軽く流すのが効果的です。さらに、本名を教えられない理由を聞かれたら、「前にマッチングアプリで本名を教えて怖い思いをしたことがあって」と説明すれば、ほとんどの場合、それ以上詮索されることはありません。
しかし、それでもしつこく「いいじゃん教えてよ!」と言ってくる場合には、気になる相手であっても、やりとりをやめることをおすすめします。そんなにしつこく本名を聞いてくるのは悪意があるからかもしれないし、たとえ悪意がなかったとしても、人が嫌がることをしつこくしてくる人の可能性が高いからです。
マッチングアプリでは、相手をブロック・通報したことは相手に通知されません。違和感を感じたらすぐに距離を置き、必要に応じてブロック機能を利用しましょう。
注意点③段階的な情報開示を心がける
名前を教える際は、段階的に情報を開示することが重要です。最初は下の名前のみを教え、信頼関係が築けてからフルネームを教えるのが安全です。下の名前のみなら身バレするリスクが低く、珍しい名前を除いて、下の名前を平仮名で教える程度なら身バレする可能性はほぼありません。
本名とは全く関係ないニックネームを設定したり、下の名前をもじってニックネームを付けることも効果的です。たとえば、本名が「裕子」なら「ゆう」「ゆっこ」などのように、本名を連想できる範囲でニックネームを作ることで、後に本名を教えた際の違和感を軽減できます。
「仲良くなってからお願いします」と断ることで、現時点で本名を教えるのは無理でも、仲良くなったら教えたい意思があることを伝えられます。この方法は角が立たないように断りたい場合に特に効果的です。
安心安全に出会えるマッチングアプリ
安全なマッチングアプリを選ぶことは、個人情報を守りながら良い出会いを見つけるために重要です。これから三つのおすすめアプリを説明します。
①Pairs(ペアーズ)
Pairs(ペアーズ)は、会員数2,000万人を誇る国内最大級のマッチングアプリで、安全性の高さでも人気があります。本人確認済みのユーザーのみメッセージの利用ができるため、詐欺も起こりづらくなっています。
- 24時間受け付けのカスタマーサポートもあり、安心感があるのも魅力的です。
- ニックネーム登録もできるため、本名が流出してしまう危険性もありません。
- 男性の料金は月額3,700円から、女性は基本的に無料で利用できます。
最近では、本人確認をマイナカード機能で厳格化するなど、各社が安全性向上の取り組みを積極的に進めています。Pairsは恋活・婚活目的の人におすすめで、国内最大級で使いやすいため、初心者にも適しています。
②with(ウィズ)
with(ウィズ)は、心理テストによるマッチングができるアプリで、1日150,000組がマッチングしているだけあって、出会いの幅も広がるアプリとして人気があります。悪質ユーザーは利用停止されるうえ、24時間体制での監視もされているので安心安全です。
運営チームが24時間体制でアプリ内の活動を監視し、怪しい行動や違反報告があれば迅速に対応し、詐欺行為や不正行為を防止できます。自動検知システムを活用し、不審な行動や異常なメッセージのやり取りをリアルタイムで検知することができます。
利用者数増加率No.1で、多くの新しい会員が毎日入会しているため、常に新しい出会いがあるのが魅力的です。男性の料金は月額3,960円から、女性は無料で利用できます。
③Omiai(オミアイ)
Omiai(オミアイ)は、婚活をしている30代が集まる婚活アプリで、大手マッチングアプリの中でも婚活メインのアプリです。会員の70%以上が婚活目的で利用しており、結婚を見据えた出会いが欲しい人におすすめです。
安全面への取り組みが充実しており、24時間365日の監視体制・通報システム・ブロック機能に加え、違反していると見なされたユーザーのプロフィールに運営から警告として「イエローカード」が表示されます。
メッセージのやり取りには年齢確認だけでなく顔写真付き公的証明書での顔認証が必須な点も安心感につながるポイントです。Omiaiでは、悪質ユーザーの検知強化や強制退会措置、マッチングユーザーへの個別注意喚起、SNS連絡先交換時の自動警告表示など、新たな対策を導入しています。男性の料金は月額3,900円から、女性は無料で利用できます。
まとめ
マッチングアプリで名前を聞くタイミングは、関係性の進展に合わせて慎重に判断することが重要です。LINE交換時、初デート前後、交際を意識したタイミングが適切であり、段階的に情報を開示することで安全性を確保できます。
名前を聞く際は、個人情報の悪用リスクを理解し、しつこく聞かれた場合の適切な対処法を知っておくことが大切です。相手からの信頼を得るためにも、お互いの安全を考慮した配慮のあるやり取りを心がけましょう。
安全なマッチングアプリを選ぶことで、個人情報を守りながら理想の出会いを見つけることができます。Pairs、with、Omiaiなどの信頼性の高いアプリを活用し、適切なタイミングで名前を聞くことで、安心安全な恋活・婚活を進めることができるでしょう。
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