近年、マッチングアプリで出会い結婚するカップルが急増しています。
実際に、こども家庭庁の2024年調査では、既婚者の4人に1人以上(25.1%)がマッチングアプリでパートナーと出会っていることが判明しました。
しかし、いざ両家顔合わせとなると、出会いのきっかけをどう伝えるべきか悩むカップルも少なくありません。
マッチングアプリでの出会いは決して恥ずかしいことではなく、現代的で効率的な出会いの形として社会に受け入れられつつあります。
とはいえ、親世代には理解が得にくい場合もあるため、適切な対処法と伝え方を知っておくことが重要です。
本記事では、マッチングアプリ婚のカップルが両家顔合わせする際の対応方法・注意点をご紹介します。
マッチングアプリ婚者向け|両家顔合わせはどう立ち回ればいい?
マッチングアプリで出会ったカップルが両家顔合わせに臨む際、最も重要なのは事前の準備と心構えです。親世代にとってマッチングアプリは馴染みが薄く、「出会い系サービスと一緒、怪しい」と感じる方が46%もいるという調査結果があります。このような現実を踏まえ、戦略的にアプローチすることが成功の鍵となります。
まず理解すべきは、両家顔合わせの本質的な目的です。これは馴れ初めを詳細に説明する場ではなく、両家の親睦を深め、結婚への理解と承諾を得ることが主眼です。つまり、出会いの経緯よりも、お二人の人柄や結婚への真剣な気持ちを伝えることの方がはるかに重要なのです。
事前準備では、まず両方の親がマッチングアプリに対してどのような印象を持っているかをリサーチしましょう。普段の会話から婚活サービスへの理解度を把握し、それに応じて伝え方を調整することが大切です。理解のある親御さんには正直に話し、そうでない場合は後述する上手な伝え方を活用します。
また、両家で話の整合性を保つことも重要なポイントです。お互いの親に伝える内容を事前にすり合わせておき、顔合わせの場で食い違いが生じないよう注意しましょう。実際に、事前に親に伝えていた内容と異なることを顔合わせで話してしまい、気まずい雰囲気になったというケースも報告されています。
両家顔合わせする際の対応方法
両家顔合わせでマッチングアプリでの出会いについて話す際の対応方法を、3つの観点からご説明します。これらの方法を活用することで、スムーズで和やかな顔合わせを実現できます。
その①親の理解度に応じた対応
最も重要なのは、親の理解度に合わせてアプローチを変えることです。マッチングアプリに対して理解がある親御さんの場合は、正直に「マッチングアプリで知り合った」と伝えても問題ありません。むしろ、現代的な出会い方として受け入れてくれることが多いでしょう。
一方、マッチングアプリに偏見を持っている親御さんには、より慎重なアプローチが必要です。この場合、「婚活で知り合った」という表現を使うことを推奨します。マッチングアプリも立派な婚活の一形態であるため、嘘をついているわけではありません。
実際の対応例として、普段から親との会話でマッチングアプリの話題が出た際の反応を観察しておきましょう。「最近はアプリで出会う人も多いね」といった肯定的な反応なら正直に話し、「アプリなんて危険よ」といった否定的な反応なら別のアプローチを検討します。
その②段階的な情報開示
馴れ初めを伝える際は、段階的に情報を開示する方法が効果的です。いきなり「マッチングアプリで出会った」と言うのではなく、まず共通点や価値観の一致から話を始めます。
例えば、「共通の趣味を通じて知り合い、価値観が合うことが分かって交際に発展した」という流れで説明し、詳しく聞かれた場合に「実はインターネットを通じて知り合った」と段階的に開示します。このような方法により、親御さんも徐々に理解を深めることができます。
また、マッチングアプリの健全性についても併せて説明しましょう。
- 身分証明書の提出が必要なこと
- 真剣な結婚相手を探している人が多いこと
- 安全性に配慮されたシステムであること
を伝えることで、不安を軽減できます。
その③ポジティブな結果に焦点を当てる
最も重要なのは、出会い方よりも結果に焦点を当てることです。「マッチングアプリで婚活したことで良い人と出会えた」「真剣に結婚を考えている人同士が出会えた」といった、ポジティブな結果を強調しましょう。
実際に、顔合わせで父親が「大事なのは出会い方よりも、誰と出会うかだからね」と機転を利かせてくれたことで、気まずい雰囲気が一変したというエピソードもあります。このように、出会いの経緯よりも人柄や相性の良さをアピールすることが重要です。
また、交際期間や結婚への真剣度についても積極的に伝えましょう。「結婚を前提とした真剣な交際をしている」ことを強調することで、親御さんの不安を取り除くことができます。
馴れ初めの上手い伝え方
マッチングアプリでの出会いを両家顔合わせで伝える際の具体的な方法をご紹介します。これらの表現を使い分けることで、相手に不快感を与えることなく、自然に馴れ初めを伝えることができます。
その①「婚活で知り合った」という表現
最もスタンダードで使いやすいのが「婚活で知り合った」という表現です。この表現の優れた点は、技術的に正確でありながら具体的なサービス名を避けていることです。マッチングアプリも婚活の一形態であるため、決して嘘ではありません。
「お互い結婚を真剣に考えていた時期で、婚活を通じて知り合いました」といった形で説明すると、親御さんも納得しやすいでしょう。さらに詳しく聞かれた場合は、「インターネットを通じた婚活サービス」と答えることで、段階的に情報を開示できます。
この表現は特に、婚活に対してネガティブなイメージを持っていない親御さんに効果的です。最近では婚活という言葉も一般化しており、結婚への真剣度を示すポジティブな表現として受け取られることが多いです。
その②「共通の趣味・価値観を通じて」という説明
二つ目の方法は、共通点に焦点を当てた説明です。「共通の趣味を通じて知り合い、価値観が合うことが分かって交際に発展した」といった表現を使います。これは技術的に正確で、マッチングアプリでも実際に共通の趣味や価値観でマッチングすることが多いためです。
具体例として、
- 「映画鑑賞が共通の趣味で、それがきっかけで知り合った」
- 「読書が好きという共通点から話が合うようになった」
といった説明が考えられます。これらの表現は、出会いの本質(価値観の一致)を正確に伝えながら、具体的な出会いの場を曖昧にしています。
この方法の利点は、親御さんが安心しやすいことです。共通の趣味や価値観での出会いは自然で健全な印象を与え、お二人の相性の良さもアピールできます。
その③「運命の出会い」というロマンチックな表現
三つ目は、ロマンチックな表現を使用する方法です。「たくさんの出会いの中から、運命的な出会いをした」「運命に導かれるように出会った」といった表現を使います。
特に結婚式のプロフィール紹介では、この表現が好評を博すことが多いです。マッチングアプリには数十万人のユーザーがいる中で、たった一人の運命の相手と出会えたという事実は、確かにロマンチックで特別なストーリーです。
実際に、「AIの導きにより出会い」という表現が結婚式で大ウケしたエピソードもあります。この表現は技術的に正確でありながら、先進性と運命的な要素を併せ持つ、非常に秀逸な言い回しとして注目されています。
両家顔合わせする際の注意点
マッチングアプリで出会ったカップルが両家顔合わせを行う際に、特に注意すべきポイントをご紹介します。これらの注意点を押さえることで、トラブルを避け、スムーズな顔合わせを実現できます。
注意点①事前の情報共有と統一
最も重要な注意点は、両家で話す内容を事前に統一しておくことです。片方の親には正直に話し、もう片方の親には別の説明をしていると、顔合わせの場で食い違いが発生し、非常に気まずい状況になります。
実際に起きたトラブル事例として、新婦が親に「友人の紹介」と伝えていたのに、新郎が「マッチングアプリで出会った」と正直に話してしまい、新婦の母親が大騒ぎになったケースがあります。このような事態を避けるため、必ず事前に両家で話す内容を調整しましょう。
対策として、顔合わせの1週間前までには、お互いの親に伝えている内容を確認し合いましょう。もし食い違いがある場合は、どちらかに合わせるか、両家とも同じ新しい説明に統一する必要があります。
注意点②過度な詳細説明は避ける
二つ目の注意点は、過度に詳細な説明を避けることです。マッチングアプリの仕組みや利用方法について詳しく説明しすぎると、かえって不安や疑問を抱かせる可能性があります。
顔合わせの主目的は両家の親睦を深めることであり、出会いの詳細を説明する場ではありません。必要以上に深く掘り下げず、さらっと伝える程度に留めることが賢明です。
もし詳しく聞かれた場合でも、
- 「安全性の確保されたサービス」
- 「真剣な婚活目的の人が多い」
といった要点のみを簡潔に説明し、話題を他に移すよう心がけましょう。
注意点③ネガティブな反応への準備
三つ目の注意点は、ネガティブな反応への準備をしておくことです。親世代の中には、マッチングアプリに対して根強い偏見を持つ方もいます。そのような反応があった場合の対処法を事前に考えておきましょう。
ネガティブな反応があった場合は、まず親御さんの心配の気持ちを理解し、感謝の気持ちを示すことが重要です。「心配してくださってありがとうございます」と一度受け止めた上で、「でも実際にお付き合いしてみて、とても誠実で素晴らしい方だと分かりました」といった形で、相手の人柄に話を移します。
また、時間をかけて理解してもらう覚悟も必要です。一度の説明ですべてを理解してもらえない場合もありますが、お二人の誠実さと相手への愛情を継続して示すことで、最終的には理解を得られることが多いです。
編集部おすすめマッチングアプリ
マッチングアプリでの真剣な婚活を考えている方に向けて、編集部が厳選したおすすめアプリをご紹介します。これらのアプリは婚活に特化した機能や高い安全性を備えており、結婚を前提とした出会いを求める方に最適です。
⑤マリッシュ
マリッシュは再婚活をメインコンセプトとした真剣度の高い婚活アプリです。累計会員数は400万人を突破し、特にバツイチや子持ちの方に理解のある環境が整っています。利用者の72%が婚活目的で、恋活目的は18%に留まるなど、結婚への真剣度が非常に高いアプリです。
マリッシュの特徴的な機能として「リボンマークシステム」があり、バツイチや子持ちの方に理解のある男性会員を簡単に見つけることができます。また、3~10秒の音声をプロフィールに登録できる機能により、写真やテキストだけでは伝わりにくい人柄を相手に伝えることが可能です。
料金は男性3,400円/月~、女性無料となっており、コストパフォーマンスにも優れています。再婚活だけでなく、初婚の方も多く利用しており、30代~40代の真剣な婚活に最適なアプリです。
【R-18】18歳未満の方はご利用いただけません
①with
withは心理学や統計学に基づいた独自のマッチングシステムが特徴の婚活アプリです。20代をメインターゲットとしており、価値観や性格の相性を重視した出会いを提供しています。定期的に開催される心理テストイベントにより、内面の相性が良い相手と出会える確率が高いことで人気を集めています。
withの最大の魅力は、科学的根拠に基づいたマッチングです。心理テストや性格診断により、表面的な条件だけでなく、深いレベルでの相性を判断できます。これにより、結婚後も良好な関係を築ける相手との出会いが期待できます。
利用者の年齢層は20代が中心で、真剣度の高いユーザーが多く集まっています。料金は男性3,960円/月~、女性無料で、恋活から婚活まで幅広い目的に対応している点も魅力です。
招待コード:de8635
【R-18】18歳未満の方はご利用いただけません
③ペアーズ
ペアーズは国内最大級の会員数を誇るマッチングアプリで、累計登録者数は2,000万人を超えています。会員数の多さにより、地方在住の方でも多くの出会いのチャンスがあり、理想の相手を見つけやすいのが最大の特徴です。
ペアーズの利用目的は「気軽な出会い、恋活、婚活」と幅広く、20代~30代のユーザーが中心となっています。コミュニティ機能により、共通の趣味や価値観を持つ相手を効率的に見つけることができます。豊富な検索条件設定により、年収、職業、居住地など具体的な条件で理想の相手を探すことが可能です。
料金は男性3,700円/月~、女性無料で、決済方法やプランによって月額料金が変動します。マッチングアプリ初心者にも使いやすいインターフェースと、充実したサポート体制により、安心して婚活を始めることができます。
招待コード:re3gSkT
【R-18】18歳未満の方はご利用いただけません
まとめ
マッチングアプリで出会ったカップルの両家顔合わせは、適切な準備と対応により成功させることができます。最も重要なのは、親の理解度に応じて伝え方を調整し、両家で話す内容を事前に統一しておくことです。
馴れ初めを伝える際は、「婚活で知り合った」「共通の趣味を通じて」「運命の出会い」といった表現を使い分けることで、自然で好印象な説明が可能です。出会いの経緯よりも、お二人の人柄や結婚への真剣な気持ちを伝えることに重点を置きましょう。
現代では、マッチングアプリでの出会いは決して特殊なものではありません。既婚者の4人に1人以上がマッチングアプリで出会っているという事実が示すように、今や主流の出会い方の一つです。自信を持って、素敵な両家顔合わせを実現してください。真剣な婚活に取り組む方には、マリッシュ、with、ペアーズなどの信頼性の高いアプリがおすすめです。これらのアプリを活用して、理想のパートナーとの出会いを見つけましょう。
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