マッチングアプリ「with」の有料プランを利用している方の中には、「意図しない課金をしてしまった」「途中でサービスを利用しなくなった」などの理由で返金を希望する方も多いでしょう。
withには特定の条件下で返金制度が存在しており、適切な手続きを行うことで部分的な返金を受けることが可能です。ただし、返金には厳格な条件と計算式が適用され、すべてのプランが対象となるわけではありません。
本記事では、withの返金制度の詳細から自動更新の停止方法、利用時の注意点まで、withの課金システムを安全に利用するための重要な情報を包括的に解説します。
withの返金方法は存在する?
結論として、withには意図しない購入に対する返金制度が存在します。withでは有料プラン期間中に解約・退会を行う場合、特定の計算式に基づいて一部料金の返金が可能となっています。
withの返金制度は、ユーザーが意図せずに課金してしまった場合や、サービスに満足できなかった場合の救済措置として設けられています。この制度により、ユーザーは一定の条件を満たすことで、支払った料金の一部を取り戻すことができます。
返金の計算式は以下の通りです。
返金額 = お客様のお支払額 – 利用された月数(ひと月に満たない利用日数がある場合、切り上げて、ひと月として算定)に1ヶ月プランの料金(割引のない金額)を乗じた額 – 事務手数料 ¥3,000
具体例として、クレジットカード決済で3ヶ月プラン¥9,000を支払い、10日間経過している場合の計算を見てみましょう。¥9,000(支払額)- (1ヶ月(利用月数)×¥3,960(1ヶ月プランの料金))- ¥3,000(事務手数料)= 返金額 ¥2,040となります。
ただし、重要な制約として、1ヶ月プランの場合は返金額が0円を下回るため返金できません。また、購入後即日解約・退会となる場合でも、利用された月数は1ヶ月からの計算となります。
withの有料プランで途中解約は可能なのか?
withの有料プランは途中解約が可能ですが、基本的に月割りや日割りでの返金は行われません。withは公式サイトで明言している通り、途中解約しても返金対応ができない仕様になっています。
有料プランの解約は、まず自動更新を停止してから退会手続きを行う必要があります。有料会員のままでは退会することができないため、解約の順序が重要です。クレジットカード決済の場合は、withアプリ内から「有料会員解約」の手続きを行い、その後に退会手続きを進めます。
App StoreやGoogle Playストア経由で決済している場合は、アプリ内での解約ではなく、各ストアでのサブスクリプション管理から解約手続きを行う必要があります。これらの決済方法では、withアプリ内で解約手続きができないため、必ずストア側での手続きが必要です。
解約のタイミングについても注意が必要です。6ヶ月プランを選択した会員が3ヶ月で退会しても、残り3ヶ月分の料金は返金されないため、有料プランの有効期限が残っている場合は期限が切れる直前に解約・退会するのが最も経済的です。
withの自動更新を停止する方法
withの自動更新を停止する方法は、決済方法によって異なります。これから決済方法別に3つの停止方法を詳しく説明します。
クレジットカード決済の場合
クレジットカード決済でwithの有料プランに加入している場合は、withアプリ内から自動更新を停止できます。手順は以下の通りです。
- ホーム画面右下の「マイページ」を選択
- 「有料会員」を選択
- 「有料会員解約」の「こちら」を選択
- 内容を確認後、「解約する」で完了
この手続きにより、次回の自動更新が停止され、現在の有料期間が終了すると自動的に無料会員に戻ります。
App Store決済の場合
iPhoneユーザーがApp Store経由で決済している場合は、iPhone本体の設定から自動更新を停止する必要があります。詳細な手順は以下の通りです。
- iPhoneの「設定」をタップ
- 「iTunes StoreとApp Store」をタップ
- 「Apple ID」をタップ
- 「Apple IDを表示」をタップ
- パスワードを入力してサインイン
- アカウント内の「登録」をタップ
- withを選択
- 「登録をキャンセルする」をタップ
- 「確認」をタップして完了
Google Play決済の場合
Android端末でGoogle Play経由で決済している場合は、Google Playストアから自動更新を停止します。Google Playストアのサブスクリプション管理画面からwithを選択し、自動更新をキャンセルする手続きを行います。
重要なのは、アプリを削除するだけでは自動更新は停止されないということです。必ず上記の手順に従って正式に解約手続きを行う必要があります。
withの有料プランを利用するときの注意点
withの有料プランを利用する際には、課金システムの特性を理解して適切に利用することが重要です。これから3つの主要な注意点について詳しく解説します。
注意点① 退会前に必ず自動更新を停止する
最も重要な注意点は、withを退会する前に必ず有料プランの自動更新を停止することです。有料会員の状態では退会手続きができないため、まず無料会員に戻ってから退会手続きを行う必要があります。
特にApp StoreやGoogle Play決済の場合、withアプリ内で解約手続きができないため、各ストア側での解約手続きが必須です。この手続きを怠ると、退会後も課金が継続してしまう可能性があります。
また、Facebookアカウントでwithにログインしている場合、withを退会する前にFacebookアカウントを削除してしまうとwithの退会手続きができなくなるため注意が必要です。
注意点② 解約タイミングによる損失を避ける
withの有料プランは途中解約しても返金されないため、解約のタイミングが経済的に重要です。例えば、3ヶ月プランを契約して1ヶ月で解約しても、残り2ヶ月分の料金は返金されません。
最も損失を少なくするには、契約期間の満了直前に解約することです。3ヶ月プランの場合、3ヶ月目の終了直前に解約手続きを行うことで、支払った料金を最大限活用できます。
自動更新のタイミングも重要で、更新拒絶の通知は期限前に行う必要があります。withでは通常、更新前の一定期間内に解約手続きを行わないと自動的に同じプランが更新されてしまいます。
注意点③ データの完全削除と再登録制限
withを退会すると、プロフィール、本人確認状況、心理テストの診断結果、マッチング履歴、トーク履歴などすべてのデータが完全に削除されます。再登録してもアカウントの引継ぎはできず、「残いいね!数」や「withポイント」の引継ぎも不可能です。
さらに、withは退会日から30日間は再登録ができない仕様になっています。そのため、withを再開する可能性がある場合は、完全退会ではなく「休憩モード」の利用を検討することをお勧めします。
休憩モードでは、データを保持したまま異性から自分のプロフィールを非表示にできるため、再開時にスムーズにサービスを利用できます。
コスパが良いマッチングアプリ
withと比較して、他のマッチングアプリの料金体系も参考にすることで、より自分に適したサービスを選択できます。
- ペアーズは国内最大級の会員数を誇り、男性有料会員プランは1ヶ月3,700円から利用可能です。3ヶ月プランでは月額3,300円、6ヶ月プランでは月額2,300円、12ヶ月プランでは月額1,650円となっており、長期プランほどお得になります。
- タップルも人気のマッチングアプリで、シンプルプランは月額3,700円からスタートします。Webブラウザ版とアプリ版で料金が異なり、Webブラウザ版の方が安価に設定されています。
- Omiaiは同じエニトグループが運営するアプリで、クレジットカード決済の場合1ヶ月プランが3,900円、12ヶ月プランでは月額1,900円まで下がります。
これらの料金比較から、長期利用を前提とする場合は12ヶ月プランが最もコストパフォーマンスに優れていることがわかります。ただし、長期プランを選択する際は、途中解約時の返金制度の有無も考慮に入れることが重要です。
まとめ
withには特定の条件下での返金制度が存在しますが、1ヶ月プランは対象外であり、返金には事務手数料も発生します。有料プランの途中解約は可能ですが、基本的に返金は行われないため、解約タイミングの検討が重要です。
自動更新の停止方法は決済方法によって異なり、App StoreやGoogle Play決済の場合は各ストアでの手続きが必要です。withを利用する際は、退会前の自動更新停止、解約タイミングの最適化、データ削除と再登録制限への理解が不可欠です。
マッチングアプリの選択においては、料金だけでなく返金制度や解約の容易さも含めて総合的に判断することをお勧めします。withは価値観重視のマッチングシステムが特徴的ですが、課金前には必ず利用規約と返金ポリシーを確認し、自分の利用スタイルに適したプランを選択しましょう。
コメント