ペアーズを使い始めた頃は順調にマッチングしていたのに、急にマッチングしなくなってしまった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ペアーズは国内最大級の会員数を誇るマッチングアプリですが、だからこそ多くのライバルが存在し、アルゴリズムによる表示順位や様々な要因がマッチング率に影響します。
本記事では、ペアーズで急にマッチングしなくなった理由と、その対応策について解説します。
ペアーズで急にマッチングしなくなった理由
新規会員の優先表示期間が終了した
ペアーズで急にマッチングしなくなる最も多い理由は、新規会員の優先表示期間が終了したことです。ペアーズは登録直後の人を優先して表示するアルゴリズムになっており、登録してから3日間は「新規会員」として検索結果で優先的に上位表示されます。この優先表示期間中は、異性からプロフィールを見てもらう回数が大幅に増えるため、必然的に「いいね」の数も増加します。
しかし、3日を過ぎると優先表示がなくなり、始めた当初よりももらえる「いいね」数は減少します。さらに「いいね」の有効期間である30日間を過ぎると、優先表示期間にもらった「いいね」がカウントから外れるため、プロフィール上のいいね数が激減してしまう可能性があります。登録して1週間経ったあとは、いいねが減るのが「仕様」ともいえるため、この時期を過ぎたらプロフィールの見直しやアプローチ戦略の変更が必要になります。
プロフィールの魅力が相対的に低下した
ペアーズでマッチングしない原因として、プロフィールの魅力が相対的に低下していることが挙げられます。
プロフィール写真の質やバリエーション、自己紹介文の内容、コミュニティへの参加状況などが不十分だと、相手にあなたの魅力が伝わらず、マッチングに至りません。特にプロフィール写真において、顔がわからない写真、真顔の自撮り写真、背景に生活感が出過ぎている写真、加工が強すぎる写真などはマッチング率を下げる原因になります。
また、自己紹介文が薄い・内容が悪い場合もマッチングしにくくなります。誤字脱字が多い、一文しか書かれていない、終始タメ口でチャラい雰囲気、絵文字や顔文字が多すぎるといった自己紹介文は、相手に悪い印象を与えてしまいます。
プロフィール完成度が90%以上のユーザーは、50%以下のユーザーと比較して、いいね数が平均して5倍以上多いというデータも存在します。
アプリの年齢層や利用目的とのミスマッチ
ペアーズの利用者層は20〜30代が8割と圧倒的に多く、特に20代のユーザーが半数近くを占めています。そのため、年齢が上がっていくと相手との年齢差が大きくなって、恋愛対象として見られない場合もあります。男性の場合は34歳以上、女性の場合は29歳以上になると、マッチングの難易度が上がる傾向があります。
また、ペアーズの利用者アンケートによると、72.6%が恋人探しを目的としており、結婚を目的とする人は19.6%にとどまっています。そのため、あなたの目的と他のユーザーの目的がマッチしていないと、なかなか出会いにくくなります。年齢や目的のミスマッチは、いくらプロフィールが魅力的でも解決が難しい問題です。ライバルが非常に多い環境の中で、自分の年齢層や利用目的に合った相手を見つけることが、マッチング率向上の鍵となります。
ペアーズで急にマッチングしなくなった時の対応策
プロフィール写真と自己紹介文を徹底的に見直す
マッチング率を上げるためには、まずプロフィール写真と自己紹介文の徹底的な見直しが必要です。プロフィール写真は、自然な笑顔で撮影した写真を選びましょう。笑顔の写真を使用している男性は、そうでない男性と比べてマッチング率が約2倍高いというデータがあります。
メイン写真は顔がはっきりわかる笑顔の写真にし、サブ写真には全身写真、趣味の写真、友人との写真(友人の顔は隠す)など3〜5枚をアップロードすることをおすすめします。
自己紹介文は100〜300文字程度が望ましいとされています。感謝と挨拶、マッチングアプリを始めた理由、趣味や休日の過ごし方の詳細、デートでやってみたいこと、恋愛観などを盛り込むことで、あなたの人柄が伝わりやすくなります。
ただし、自慢ばかりにならないよう注意が必要です。また、プロフィール項目もできるだけすべて埋めることで、真剣度が伝わり、検索機能で自分がヒットしやすくなります。
足跡機能とコミュニティを積極的に活用する
足跡機能を積極的に活用することで、マッチング率を大幅に向上させることができます。足跡をつけることで相手に「あなたのことが気になっている」とアピールでき、相手もあなたに興味を持ちやすくなります。自分の足跡機能は必ずオンにしておき、気になる相手には積極的に足跡をつけましょう。また、定期的にログインすることも重要です。ログイン状態がグレー(24時間以上操作していない)だと、「いいね」をもらえる確率が下がってしまいます。
コミュニティへの参加もマッチング率向上に非常に効果的です。ペアーズの公式調査によると、共通のコミュニティがある場合、ない場合と比べてマッチング率が1.4倍になり、マッチング率80%を超えている会員は平均20個ものコミュニティに参加しているというデータがあります。コミュニティに参加すればするほど、あなたの趣味・興味をお相手にアピールすることができ、お相手はあなたとの共通点をコミュニティから見つけることもできます。新しくコミュニティに参加すれば参加中の会員に表示されるため、人の目に付く回数が増え、チャンスも増えます。
ブースト機能と戦略的ないいね送信を実践する
ブースト機能を効果的に使うことで、短期間でマッチング数を増やすことが可能です。ブーストとは消費型の課金アイテムで、使うと異性の検索画面で表示される順位が60分間上位になり、ブースト中に足あとが付いた場合、ブースト開始から24時間はいいねが無料で送れます。ブーストを最も効果的に使うコツは、ペアーズを利用している人が多いタイミングで使うことです。一般的には、金曜・土曜・日曜の20時〜23時、特に22時・23時あたりに使うと効果的です。
また、いいねを送る相手も戦略的に選びましょう。人気会員(いいね数が200以上)や最近ログインしていないユーザー、年齢がかなり遠い相手にいいねを送っても、マッチング率は低くなります。新規会員にいいねを送るのも効果的です。さらに、特に気になる相手にはメッセージ付きいいねを送ることで、マッチング率が2.14倍にアップするというデータもあります。メッセージは200字ぎりぎりまで使い、相手の名前を呼び、プロフィールに触れている内容にすることで、好印象を与えることができます。
ペアーズで出会えない時は自分に合うアプリを探しましょう
ペアーズでどうしてもマッチングしない場合は、自分の年齢層や利用目的に合った別のマッチングアプリを検討することも有効です。以下では、ペアーズ以外のおすすめマッチングアプリを5つ紹介します。
with
withは、心理学に基づいた性格診断で価値観や恋愛観が合う相手とマッチングできる特徴があります。科学的根拠に基づいた心理テストで、性格が合う相手を見つけられるのがwithの魅力です。「気の合う相手を見つけたい」「できれば結婚を考えられるような相手を見つけたい」というユーザーにとって、内面の相性を重視したマッチングは安心感があります。
共通の趣味や興味をもとにした「好みカード」機能もあり、自分と共通する趣味や好みを持っている人を数値で出してくれるため、自然と相性の良い人と出会えます。利用者層は20代〜30代が中心で、恋活を目的としている男女が多く利用しています。女性は完全無料で利用でき、男性も適正な料金設定となっています。AIによるプロフィール認証やリアルタイム詐欺防止システムなど、安全性にも配慮されています。
タップル
タップルは、24時間以内にデート相手を探せる「おでかけ」機能が特徴のマッチングアプリです。行ってみたいデートプランを設定するだけでデートのお相手を「募集」でき、デート募集は24時間掲載され、お相手から届く「おさそい」を受けることでデートを前提としたマッチングが成立します。
男女どちらともデートの「募集」・「おさそい」ができるようになり、1,000種以上の豊富なデートプランから選択できます。「まずは会って話してみたい」「長いメッセージより実際に会ってみたい」という人にぴったりです。累計会員数は2,000万人を超え、比較的若い年齢層(20代〜30代)のユーザーが中心です。
Omiai
Omiaiは、真剣な出会いを求める30代の利用者が多いマッチングアプリです。Omiaiの年齢層は30代が44%を占めており、20代を含むと全体の87%になります。目的は婚活が76%と多数派で、とくに「2〜3年以内には結婚できる人と出会いたい」という方が多く利用しています。
本人確認書類の提出が必須で、年収証明書、学歴証明書、独身証明書の提出も可能なため、相手の身元や経歴が明確で、安心して真剣な交際を始められます。虚偽のプロフィールや遊び目的のユーザーを効果的に排除しており、利用者の多くが結婚を意識した真剣交際を求めています。プロフィールには結婚に対する意思や将来設計も記載でき、同じ目標を持つ相手と効率的にマッチングできます。身バレ機能も無料で使えるため、プライバシーを重視する方にもおすすめです。
マリッシュ
マリッシュは、30代〜50代の婚活に特化したマッチングアプリです。再婚やシンママ、シンパパにも理解がある利用者が多く、バツイチやシングルマザー、シングルファザーの方でも安心して利用できます。利用目的は主に婚活で、真剣に結婚を考えている人が多く登録しています。
マリッシュは初心者でも出会いやすいマッチングアプリとして評価されており、プロフィール項目も詳細に設定できるため、結婚観や家族構成などを明確にして相手を探すことができます。30代以上で真剣に婚活をしたい方、または再婚を考えている方にとって、ペアーズよりも年齢層や利用目的が合致しているため、マッチング率が高まる可能性があります。
バチェラーデート
バチェラーデートは、完全審査制のハイスペックな男女のみが入会できるマッチングアプリです。男女ともにハイスペックな人のみが入会できる仕組みとなっており、お相手探しからデートの日程調整まですべてAIに任せることになります。AIが自分の好みを分析してマッチングした相手にのみ自分のプロフィールが公開される仕組みとなっているので、不特定多数の人に閲覧される心配がなく、身バレの危険性も低いです。
最大の特徴は、メッセージのやり取りやマッチングの手間が一切なく、「会うこと」から始まる点です。週1回デート保証があり、AIが週1回のデートを自動でマッチングしてくれます。「いいね」やメッセージが一切不要で、効率的に真剣な出会いを探せます。登録女性は容姿端麗な人が多いと評判で、ハイレベルな出会いを期待できます。審査制ではありますが、不合格になっても再挑戦が可能です。年齢層は20代〜40代で、恋活・婚活の両方に対応しています。
まとめ
ペアーズで急にマッチングしなくなった理由は、新規会員の優先表示期間の終了、プロフィールの魅力不足、アプリの年齢層や利用目的とのミスマッチなどが考えられます。新規会員は登録後3日間優先的に表示されるため、その期間が終わるとマッチング率が下がるのは自然な現象です。
対応策としては、プロフィール写真と自己紹介文の徹底的な見直し、足跡機能とコミュニティの積極的な活用、ブースト機能と戦略的ないいね送信の実践が効果的です。特にプロフィールの完成度が高いユーザーは、そうでないユーザーと比べて最大10倍もマッチング率が高いというデータがあるため、写真と自己紹介文の改善は最優先で取り組むべき課題です。
それでもペアーズで出会えない場合は、自分の年齢層や利用目的に合った別のマッチングアプリを検討することも有効です。with、タップル、Omiai、マリッシュ、バチェラーデートなど、それぞれ特徴が異なるアプリがあるため、自分に合ったアプリを選ぶことでマッチング率を高めることができます。複数のアプリを併用することで、出会いのチャンスを広げることも効果的な戦略です。
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