50代でバツイチというと、「今さら新しい出会いなんて…」と諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、実はマッチングアプリを利用している50代以上の方は年々増加しており、多くの方が実際に素敵な出会いを実現しています。
50代バツイチの方でも、適切なアプリ選びやアプローチ方法を身につけることで、心から信頼できるパートナーと出会うことは十分可能です。
本記事では、50代バツイチがマッチングアプリで成功するための具体的なコツや注意点について詳しく解説していきます。
マッチングアプリで50代バツイチは出会える?
結論から申し上げると、50代バツイチでもマッチングアプリで十分に出会うことができます。実際の統計データを見ると、マッチングアプリの利用者の約17.7%が50代となっており、決して若者だけのものではありません。
厚生労働省の人口動態統計によると、年間の離婚件数約18.4万件のうち、50代以上の離婚は約6万件超で全体の3分の1を占めています。つまり、同じような境遇の方が数多く存在しているということです。
50代の再婚率を見ると、2022年のデータでは50代で結婚した人の約76%が再婚者となっており、4人に3人は再婚者という状況です。これは、50代バツイチの方にとって非常に心強いデータと言えるでしょう。
マッチングアプリが50代バツイチに適している理由は以下の通りです。
- 同年代のユーザーが多い
- 相手の婚姻歴やプロフィールを手軽に確認・検索できる
- 自分のペースで活動できる
40代独身者が利用する婚活サービスの中で、特に男性は、マッチングアプリを含むネット系婚活サービスを利用する方が最も多く、利用率は13.4%に達しています。
アプリでは、プロフィールに年齢・婚姻歴などを記載できるので、出会ったあとに「バツイチであることを打ち明けなくては…」と悩む必要がありません。一度に複数の相手と交流できるため、しっかり時間をかけてお相手となる候補の方の比較もできます。
マッチングアプリで50代バツイチが出会うコツ
50代バツイチがマッチングアプリで成功するために、これから3つの重要なコツを説明します。
コツ①:離婚経験をポジティブに表現する
離婚という経験は決してネガティブなものだけではありません。むしろ、それを乗り越えて成長した自分を誇りに思うべきです。プロフィールやメッセージで過去について触れる際は、「経験を通じて得た学び」や「これから大切にしたい価値観」を中心に伝えると、前向きな印象を与えられるでしょう。
「これまでの経験を通じて、家族の大切さをより深く理解しました」といった表現は、相手に誠実さを伝えるだけでなく、新たな関係への意欲を示すことができます。過去の失敗から学んで反省している姿勢を見せることで、同じ過ちを繰り返さないという安心感を与えることができます。
コツ②:魅力的なプロフィール写真を設定する
マッチングアプリで最も重要なのが写真です。写真で好印象を持ってもらえても、自己紹介文の内容が不十分だと、いいねをもらいづらくなってしまいます。
- メイン写真は、上半身で顔がはっきりしたものを選ぶ
- 必ず1人で写っている写真を使用
- 笑顔のプロフィール写真にする
- 写真全体が明るくて清潔感のある印象を与える
サブ写真には趣味や好きなことをしている写真を掲載すると良いですが、異性が写っていない写真を選びましょう。異性が写っていると、相手との関係性が何であれ「彼氏(彼女)がいるのかも」と思われてしまう可能性があります。
コツ③:共通の趣味・価値観を重視したメッセージを送る
相手に選んでもらうコツは、自分と相手にたくさんの「共通点」をみつけてもらうことです。趣味が近かったり、同じ仕事をしていたり、同じ食べ物が好きだったり、たくさん共通点があるほど、興味を持たれやすくなります。
最初のメッセージでは、共通の趣味に触れることが効果的です。例えば「はじめまして、〇〇です!□□(共通の趣味)が好きで、特に最近は〜にハマっています。どんなところがお好きですか?」といった内容にすることで、自然な会話のきっかけを作ることができます。
また、長文のメッセージを送ると、相手が返信に困ってしまうことがあります。最初のうちは簡潔で読みやすい文章を心がけることが大切です。
マッチングアプリで50代バツイチが出会う際の注意点
50代バツイチがマッチングアプリを利用する際には、これから3つの重要な注意点を説明します。
注意点①:業者・悪質ユーザーの見分け方
マッチングアプリには恋活・友達作り・婚活目的ではなく、会員を勧誘する目的の「業者」がいることがあります。業者の特徴として、プロフィール写真が極端に美男美女だったり、モデルのような写真ばかりを使用していることが挙げられます。
- 高収入や豪華な生活を過剰にアピールしている
- 自己紹介文が定型的で人となりが伝わってこない
- プロフィール項目がほとんど埋まっていない
メッセージのやり取りでは、テンプレートのような文章で会話がかみ合わない、すぐにLINEなど外部アプリでの連絡を求めてくる、特定の話題(投資、副業、ビジネス、イベントなど)に強引に誘導しようとするなどの行動が見られたら注意が必要です。
注意点②:初回デートの安全対策
初対面の際は安全面に配慮し、必ず公共の場所で会うようにしましょう。待ち合わせは相手を不安にさせない場所を選び、治安の悪い場所やナンパが多いところは避けることが大切です。
- 一回目のデートは1〜2時間程度で切り上げられる場所を選ぶ
- 盛り上がればそのままどこかに遊びに行く
- お互い微妙だったら解散できるようにする
事前に相手の趣味や好きな食べ物をリサーチしておくことも重要です。アレルギーの有無も確認しておくと、相手に無用な気疲れをさせることを避けられます。
注意点③:個人情報の管理
自分のプライバシーを守ることは非常に重要です。相手の要望がおかしくないか注意し、すぐに会おうとしたり、個人的な情報を執拗に聞き出そうとする相手には警戒が必要です。
- 最初のデートでは二人きりにならず、人目のある場所を選ぶ
- 自分の直感を信じて、違和感を感じたら無理をしない
- 怪しいと思ったら通報・ブロック機能を活用する
50代バツイチにおすすめのマッチングアプリ
①Goens
Goensは、日本初の50代以上の方限定の婚活アプリで、利用ユーザーの平均年齢は58.4歳です。50代~60代が同年代と出会いやすい環境が整っている特徴があります。
- 運営会社:Goens株式会社
- 年齢層:50代~60代
- 月額料金:男性5,000円、女性無料
- 公的な本人確認証の提出が義務付けられているため安全性・真剣度が高い
②marrish(マリッシュ)
マリッシュは、再婚を希望する人やバツイチの利用者に特化したマッチングアプリです。プロフィールには「再婚に理解がある」ことを示すバッジが表示されるため、同じ価値観を持つ相手とつながりやすくなります。
- 40代・50代を中心に利用されている
- バツイチや子持ちの方に対する理解が深い
- 「離婚歴あり」「子どもと同居中」などの詳細なプロフィール項目あり
- 月額料金:男性3,400円、女性無料
③アンジュ
アンジュは30歳以上限定の年齢制限が設けられた珍しいマッチングアプリです。実際に、40代(45%)・50代(35%)で、ユーザーの80%が40代以上となっており、50代でも年齢を気にせず自然体でマッチングに臨める環境が整っています。
- 会員数:100万人
- 月額料金:男性3,600円/月、女性無料
- 年齢が近いことで、結婚観やライフスタイルの価値観が合いやすい
まとめ
50代バツイチでも、適切なマッチングアプリを選び、正しいアプローチを行うことで、素敵な出会いを見つけることは十分可能です。重要なのは、離婚経験をポジティブに捉え、魅力的なプロフィールを作成し、共通点を重視したコミュニケーションを心がけることです。
また、業者の見分け方や安全対策、個人情報の管理といった注意点をしっかりと押さえることで、安心してアプリを利用できます。特に50代以上に特化したGoensや、再婚活に特化したマリッシュ、30歳以上限定のアンジュなどは、50代バツイチの方にとって理想的な環境が整っています。
人生経験を重ねた50代だからこそ、より深い信頼関係を築ける可能性があります。諦めることなく、新しい出会いに向けて一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。きっと心から信頼できる素敵なパートナーとの出会いが待っているはずです。
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