ペアーズは国内最大級のマッチングアプリとして累計2,000万人以上の会員数を誇り、多くのユーザーから信頼を得ています。しかし、登録を検討している方の中には「本人確認なしでもメッセージのやり取りができるのか」や「女性にも本人確認が必要なのか」といった疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
マッチングアプリを始める際に、個人情報の取り扱いや安全性について不安を感じることは自然なことです。
本記事では、ペアーズの本人確認システムの仕組みから、実際の手順、注意点まで詳しく解説し、さらにペアーズ以外のおすすめマッチングアプリもご紹介します。安心してマッチングアプリを利用するための参考にしていただければ幸いです。
ペアーズは本人確認なしでメッセージできる?
結論から申し上げますと、ペアーズでは本人確認(年齢確認)を完了しなければ、マッチングした相手と十分なメッセージのやり取りはできません。
ペアーズには段階的な本人確認システムが導入されており、ステップ1の年齢確認を完了しない限り、メッセージ機能に大きな制限がかかります。具体的には、本人確認なしの状態では以下のことが可能です。
- プロフィールの登録と閲覧
- 気になる相手の検索
- 「いいね!」の送信
- マッチング
- マッチングした相手への1日1通のメッセージ送信
しかし、最も重要な点として、相手からの返信メッセージにはぼかしがかかっており、内容を確認することができません。つまり、一方的にメッセージを送ることはできても、実質的なコミュニケーションは取れない状態となります。
この制限は法的な要求に基づいています。日本では「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」により、マッチングアプリ運営者は18歳未満の利用を防ぐため、年齢確認を義務付けられています。これは単なるアプリの方針ではなく、法的な義務なのです。
男性の場合、年齢確認を完了し、さらに有料会員になることで初めて制限なくメッセージのやり取りができるようになります。一方、女性の場合は年齢確認を完了すれば、基本的な機能を無料で利用できます。
女性も本人確認なしでメッセージできない
ペアーズにおいて、女性も男性と同様に本人確認(年齢確認)なしではメッセージ機能を十分に利用することができません。
多くの方が「女性は無料だから本人確認も不要では?」と考えがちですが、これは誤解です。ペアーズでは性別に関係なく、すべてのユーザーが法的要求を満たすために年齢確認を完了する必要があります。
女性の場合、本人確認なしでできることは男性と同様に以下の通りです。
- プロフィールの作成と相手のプロフィール閲覧
- 相手の検索
- 「いいね!」の送信
- マッチングの成立
- 1日1通のメッセージ送信(相手の返信は見られない)
重要なのは、女性であっても年齢確認を完了しない限り、相手からの返信メッセージの内容を確認できないということです。これでは実質的なコミュニケーションは不可能であり、出会いの機会を逃してしまうことになります。
女性が年齢確認を完了すると、以下の機能が利用可能になります。
- 無制限のメッセージのやり取り
- 相手のいいね数の確認
- 6人以上の足あとの閲覧
- 本人確認ステップ2への進行
女性は基本的に無料でこれらの機能を利用できるため、年齢確認を完了することで大幅に利便性が向上します。
ペアーズの本人確認手順
ペアーズの本人確認は「ステップ1(年齢確認)」と「ステップ2(顔認証)」の2段階に分かれており、それぞれ異なる目的と手順があります。順を追って詳しく解説します。
ステップ1:年齢確認の手順
ステップ1では、18歳以上であることとペアーズに複数アカウントを作成していないことを確認します。この段階では顔写真付きの証明書は必須ではありません。
手順
- ペアーズアプリにログインする
- 画面右下の「マイページ」から「本人確認をしてメッセージを楽しもう!」を選択
- 画面下部の「撮影に進む」をタップ
- 提出する本人確認書類を選択
- 案内に従って書類を撮影・アップロード
利用可能な本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 在留カード
健康保険証を提出する場合は、「記号・番号・枝番」「保険者番号」「QRコード」を紙や付箋で隠すか、画像編集でモザイク処理する必要があります。
審査時間は平均1分から10分程度で、結果はお知らせやメールで通知されます。
ステップ2:顔認証の手順
ステップ2では、実在する人物であることと複数アカウントを持っていないことを顔認証で確認します。このステップを完了すると、プロフィールに本人確認バッジが表示されます。
手順
- マイページから「本人確認ステップ2を完了しましょう」を選択
- 「撮影に進む」をタップ
- 顔写真付きの本人確認書類を選択
- 案内に従って書類と自撮り写真を撮影
利用可能な書類(顔写真付きのみ)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- パスポート(日本国発行のもの)
顔認証では、本人確認書類の顔写真、自撮り写真、プロフィール写真の3つから顔形状情報を生成し、同一人物であることを確認します。
2024年8月からは、マイナンバーカードのICチップを読み取る新しい認証方法も導入されており、より簡単かつ即時に本人確認が完了できるようになりました。
ペアーズで本人確認する際の注意点
ペアーズで本人確認を行う際には、承認されやすくするための重要なポイントがあります。以下の3つの注意点を押さえることで、スムーズに本人確認を完了できます。
注意点①:書類の撮影品質に注意する
本人確認で最も多い否認理由は、書類の撮影品質に関する問題です。以下の点を必ず確認してください。
- 証明書がガイドに合わせて撮影されているか
- 撮影時の明るさが適切か(暗すぎない、白飛びしていない)
- 全ての文字情報が鮮明に読み取れるか
- 書類の一部が見切れていないか
- 光の反射や影で隠れている部分がないか
特に注意が必要なのは、書類の四隅がすべて写真に収まっていることです。一部でも見切れていると審査が通らない可能性があります。また、指やケース、カバーなどで書類の一部が隠れないよう注意しましょう。
健康保険証を使用する場合は、個人情報保護のため「記号・番号・枝番」「保険者番号」「QRコード」を必ず隠してください。ただし、これらの項目を隠す際に、名前や生年月日などの必要な情報まで隠してしまわないよう注意が必要です。
注意点②:顔認証での撮影条件を満たす
ステップ2の顔認証では、より厳格な撮影条件があります。以下の点を確認してください。
- 真正面から撮影されているか
- 顔の一部が隠されていないか(マスク、サングラス、帽子など)
- ぼやけていないか
- 画質が荒くないか
- 明るさが適切か
通常の表情での撮影に加えて、口を開けた状態での撮影も必要になる場合があります。これは顔認証の精度を高めるための措置です。
撮影環境も重要なポイントです。暗い場所での撮影は避け、自然光が入る場所で撮影することをおすすめします。また、背景はできるだけシンプルにし、顔がはっきりと識別できる状態で撮影してください。
注意点③:登録情報と書類情報の一致
本人確認で見落としがちなのが、アプリに登録した個人情報と本人確認書類の情報が一致していることです。以下の情報が完全に一致している必要があります。
- 氏名(漢字・読み方)
- 生年月日
- 居住地域
特に注意が必要なのは、結婚などで姓が変わった場合や、引っ越しで住所が変わった場合です。古い本人確認書類を使用すると、登録情報との不一致で審査が通らない可能性があります。
また、未成年(18歳未満)の場合は、法的に利用が禁止されているため本人確認は承認されません。これは出会い系サイト規制法に基づくもので、ペアーズを含むすべてのマッチングアプリに適用されます。
その他、以下の状況でも本人確認ができない場合があります。
- 有効期限が切れた書類の使用
- 過去にペアーズで強制退会になった経験がある
- 前回の退会から30日経っていない
- Facebookのステータスが「交際中」または「既婚」になっている
- 通信環境が不安定
これらの条件を事前に確認し、適切な環境で本人確認を行うことで、スムーズに手続きを完了できます。
ペアーズ以外のおすすめマッチングアプリ
ペアーズ以外にも多くの優良マッチングアプリが存在します。それぞれに特徴があり、利用目的や年齢層によって最適なアプリは異なります。ここでは特におすすめの3つのアプリをご紹介します。
①with(ウィズ)
withは心理学を基盤とした独自の相性診断システムが特徴的なマッチングアプリです。新規ダウンロード数が主要アプリ5社中No.1を記録しており、フレッシュなメンバーとの出会いが期待できます。
- 会員数:累計1,000万人以上
- 主要年齢層:20代〜30代(20代が65%を占める)
- 男性料金:月額3,600円〜(ブラウザ版クレジットカード支払い)
- 女性料金:基本無料
- 利用目的:恋活・婚活
withの特徴
- 独自の心理テストで価値観が合う相手を見つけられる
- 「好みカード」機能で趣味や価値観での絞り込み検索が可能
- いいねを送れる数が多く、マッチングのチャンスが豊富
- 会員の9割が20代〜30代と若い世代中心
withは内面重視で相手を選びたい方、心理テストや占いが好きな方に特におすすめです。価値観の相性を重視したマッチングシステムにより、長期的な関係を築きやすいのが魅力です。
②タップル(tapple)
タップルは気軽な恋活に特化したマッチングアプリで、スピード感のある出会いを求める方に人気です。直感的な操作で簡単にマッチングできるのが特徴です。
- 会員数:累計2,000万人以上
- 主要年齢層:20代中心
- 男性料金:月額3,700円〜
- 女性料金:基本無料
- 利用目的:恋活・デート・友達探し
タップルの特徴
- 写真をスワイプする直感的な操作方法
- 「おでかけ機能」で当日デート相手を見つけられる
- マッチング数が他のアプリより圧倒的に多い
- カジュアルな恋活向けで気軽に利用できる
タップルは「とりあえず会ってみたい」というタイプの方や、マッチングアプリ初心者におすすめです。気軽な出会いを求める20代の利用者が多く、デートまでのスピードが早いのが魅力です。
③Omiai(オミアイ)
Omiaiは真剣な婚活・恋活を目的とするユーザーが多く集まるマッチングアプリです。結婚を意識した出会いを求める方に適しています。
- 会員数:累計1,000万人以上
- 主要年齢層:25歳〜39歳
- 男性料金:月額3,900円〜
- 女性料金:基本無料
- 利用目的:婚活・恋活
Omiaiの特徴
- 真剣度の高いユーザーが多い
- 結婚前提の恋愛を求める人に人気
- 安全性への配慮が充実
- 30代を中心とした落ち着いた年齢層
Omiaiは真面目な恋人探しや結婚相手を見つけたい方におすすめです。遊び目的のユーザーが少なく、将来を見据えた真剣な出会いを期待できるのが大きな魅力です。
これらのアプリはいずれも厳格な本人確認システムを導入しており、安全性の面でも信頼できます。自分の利用目的や年齢層に合わせて選択することで、より効率的に理想の相手と出会えるでしょう。
まとめ
ペアーズにおける本人確認システムについて詳しく解説してきました。重要なポイントをまとめると以下の通りです。
ペアーズでは男女問わず本人確認(年齢確認)を完了しなければ、実質的なメッセージのやり取りはできません。本人確認なしでも1日1通のメッセージ送信は可能ですが、相手からの返信内容は確認できないため、コミュニケーションが成立しないのが現実です。これは法的要求に基づくもので、18歳未満の利用を防ぐための重要な安全措置です。
女性も男性と同様に年齢確認が必要であり、完了することで無制限のメッセージ機能を含む様々な機能が利用可能になります。
ペアーズの本人確認は2段階に分かれており、ステップ1では年齢確認、ステップ2では顔認証を行います。手順自体は比較的簡単ですが、書類の撮影品質や登録情報との一致など、いくつかの注意点を守ることでスムーズに完了できます。
本人確認を行う際は、明るい場所での鮮明な撮影、書類の全体が写るような撮影、個人情報の適切な隠蔽などに注意が必要です。これらの条件を満たすことで、平均1分から10分程度で審査が完了します。
ペアーズ以外のマッチングアプリとしては、内面重視のwith、気軽な恋活に適したタップル、真剣な婚活向けのOmiaiなどがおすすめです。いずれも安全性の高い本人確認システムを導入しているため、安心して利用できます。
マッチングアプリを安全に利用するためには、本人確認は避けて通れない手続きです。個人情報の取り扱いに不安を感じる方もいるかもしれませんが、これらのシステムは利用者全体の安全を守るための重要な仕組みです。適切な手順を踏んで本人確認を完了し、安心してマッチングアプリでの出会いを楽しんでください。
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