タップルは国内で高い人気を誇るマッチングアプリですが、利用していて「もっと多くの異性とマッチングしたい」「プロフィールを一新してやり直したい」と考える方も少なくないでしょう。こうした状況で「リセマラ」という手法を検討する人が多いのが現実です。
リセマラとは、一度アカウントを削除して新規登録し直すことで、新メンバー特典やマッチング機会を再度得ようとする行為のことです。しかし、タップルでのリセマラには特定のルールや注意点があり、実行前に十分な知識を持っておくことが重要となります。
この記事では、タップルでリセマラが可能かどうかから始まり、具体的な手順、そして実行時の注意点について詳しく解説します。また、タップルで満足のいく出会いがない場合の代替案についても紹介しますので、最後までご覧ください。
タップルでリセマラはできる?
結論から申し上げると、タップルでリセマラは可能です。ただし、退会後すぐに再登録できるわけではなく、一定の待機期間が設けられています。
タップルでは、退会手続き完了後から約8日間(7~8日間)の待機期間を経過すると、新しいアカウントで再登録が可能になります。この待機期間中は、再登録を試みても「現在再登録することができません」というメッセージが表示され、アカウント作成ができません。
この待機期間が設けられている理由は、悪質ユーザーの排除と健全な運営環境の維持にあります。具体的には、浮気目的でアプリを利用するユーザーや、業者による不正行為を防ぐための措置です。恋人ができて一度退会した後に、すぐに再登録して異性を探すような行為や、迷惑行為で通報される前に退会と再登録を繰り返す業者の蔓延を防いでいます。
また、タップルでは2018年12月頃から、以前は退会後すぐに再登録できていた仕様を変更し、現在の待機期間システムが導入されました。これにより、ユーザーが安心して利用できる環境作りを重視している姿勢が窺えます。
タップルでリセマラする手順
タップルでリセマラを行う手順は、まず既存のアカウントを適切に退会させ、待機期間を経てから新規登録を行うという流れになります。以下、詳細な手順を説明します。
既存アカウントの退会手順
まず、現在のアカウントを完全に削除する必要があります。退会手順は以下の6ステップで完了します:
- タップルアプリを開き、画面下部の「マイページ」をタップ
- 画面上部の歯車マーク(設定)をタップ
- ヘルプ欄の「退会」をタップ
- 「退会手続きを進める」をタップ
- 退会理由を選択する
- アンケートに回答し、「退会する」を選択して完了
この手順は約30秒から1分程度で完了します。重要なのは、有料会員の場合は退会前に必ず自動更新を停止することです。退会手続きと有料プランの解約は別の手続きとなるため、解約を忘れると退会後も料金が発生し続けてしまいます。
待機期間(約8日間)
退会手続きが完了したら、約8日間の待機期間があります。この期間中は再登録ができないため、他のマッチングアプリを利用するか、プロフィール内容や写真の準備に時間を使うことをおすすめします。
新規登録手順
待機期間が経過したら、新規登録を行います。手順は以下の通りです:
- タップルアプリをダウンロード(既にインストールされている場合はそのまま使用可能)
- アカウント登録方法を選択(LINE、Apple ID、Googleアカウント、メールアドレス、電話番号から選択)
- 基本情報を入力(性別、生年月日、居住地、ニックネーム)
- 興味カテゴリと趣味タグを3つ以上選択
- 利用規約等に同意して「登録する」をタップ
- プロフィール写真をアップロード
- 年齢確認書類を提出(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証のいずれか)
新規登録後は、マッチング率向上のため写真を登録すると200ポイントのボーナスが付与されます。また、年齢確認を完了しないとメッセージのやり取りができないため、必ず完了させましょう。
タップルでリセマラをする際の注意点
タップルでリセマラを実行する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを理解せずに実行すると、期待した効果が得られなかったり、不利益を被る可能性があります。
注意点①:すべてのデータが完全に削除される
リセマラを行うと、これまでのアカウント情報がすべて削除され、復元は不可能になります。具体的には以下のデータが失われます:
- プロフィール情報(写真、自己紹介文、趣味タグなど)
- マッチング相手とのメッセージ履歴
- 保有していたカードやアイテム
- 「いいかも」の送信履歴
- ブロックしたユーザーの情報
特に、現在マッチングしている相手がいる場合や、良好なやり取りを続けている相手がいる場合は、事前に連絡先を交換しておくことが重要です。退会後は相手とのコンタクトが完全に取れなくなってしまいます。
また、残っているカードやアイテムも無駄になってしまうため、可能な限り使い切ってから退会することをおすすめします。
注意点②:有料会員の契約は引き継がれない
リセマラを行う場合、有料会員の契約期間や特典は新しいアカウントに引き継がれません。これは以下のような問題を引き起こします:
- 残りの有料期間分の料金は返金されない
- 新規登録後、再度有料会員に課金する必要がある
- 有料会員限定の機能が使えなくなる期間が発生する
このため、有料会員期間が残っている状態でのリセマラは経済的に大きな損失となります。可能であれば有料期間が終了するタイミングでリセマラを実行するか、期間を十分に活用してから実行することをおすすめします。
注意点③:根本的な問題が解決されない場合がある
リセマラの最大の落とし穴は、マッチングしない根本的な原因が解決されない場合が多いことです。
マッチングアプリで出会えない理由として以下が挙げられます:
- プロフィール写真の質が低い
- 自己紹介文が魅力的でない
- メッセージのやり取りが下手
- 相手の選択基準が現実的でない
これらの問題がある状態でリセマラを行っても、一時的に新規会員としての注目は得られるものの、根本的な改善がなければ同じ結果になってしまいます。
リセマラを検討する前に、まずはプロフィールの見直しやメッセージの改善を行うことが重要です。また、複数回のリセマラは運営側に不審に思われ、利用停止のリスクも高まります。
さらに、違反行為により強制退会となった場合は、同じ電話番号での再登録ができなくなる可能性があります。この場合、新しい電話番号を取得する必要があり、大きな手間とコストがかかってしまいます。
タップルで出会えない時は他アプリも使おう
タップルで出会えない場合は、他のマッチングアプリを併用することをおすすめします。
マッチングアプリにはそれぞれ異なる特徴や利用者層があるため、自分に合ったアプリを見つけることで、より効率的に理想の相手と出会える可能性が高まります。以下では、特におすすめの代替アプリを3つ紹介します。
①Pairs(ペアーズ):国内最大級の会員数で幅広い出会い
Pairs(ペアーズ)は累計会員数2,000万人を超える国内最大級のマッチングアプリです。会員数の多さから、都市部だけでなく地方でも十分な出会いの機会があります。
- 累計会員数2,000万人以上で業界最大級
- 20代後半から30代が中心の年齢層
- 月額料金3,700円(女性無料)とコストパフォーマンスが良い
- 趣味コミュニティ機能で共通の趣味を持つ相手を探しやすい
- 検索機能が充実しており、細かい条件で相手を絞り込める
Pairsの最大の魅力は、「おさそいアシスト」機能により、お互いの会いたい意向を確認できる点です。これにより、デートに誘う際の不安を軽減し、効率的にマッチングから実際の出会いまで進めることができます。
タップルと比較すると、より真剣な恋愛や婚活を目的としたユーザーが多く、長期的な関係を求める方に適しています。
②with:心理学に基づく相性診断で内面重視の出会い
withは心理学と統計学に基づいた相性診断が特徴的なマッチングアプリです。単純な外見だけでなく、価値観や性格の相性を重視した出会いを求める方におすすめです。
- 心理テストによる相性診断機能
- 18~35歳の年齢層が中心
- 月額料金3,960円(女性無料)
- DaiGoさん監修の心理学的アプローチ
- 内面重視のマッチングシステム
withでは定期的に開催される心理テストイベントにより、性格や価値観が合う相手を効率的に発見できます。これにより、外見だけに頼らない、より深いレベルでの相性を重視したマッチングが可能になります。
タップルのようなスワイプ式とは異なり、相手との詳細な相性データを確認してからアプローチできるため、より質の高いマッチングを期待できます。
③Omiai:結婚を見据えた真剣な恋活・婚活
Omiaiは結婚を前提とした真剣な恋愛を求めるユーザーが多いマッチングアプリです。25歳以上の年代が中心で、より成熟した大人の出会いを求める方に適しています。
- 25~39歳の年齢層が中心で結婚意識が高い
- 月額料金3,900円(女性無料)
- 真剣な婚活ユーザーが多い
- ミッションクリアで最大16日間無料でメッセージ可能
- 安全性とセキュリティ面で定評がある
Omiaiは「結婚したい」という明確な目標を持つユーザーが集まりやすい環境にあります。そのため、遊び目的や軽い出会いを求めるユーザーは少なく、真剣交際から結婚につながる可能性の高い出会いが期待できます。
タップルが気軽な恋活中心であるのに対し、Omiaiはより長期的で安定した関係性を求める方に最適です。
これらのアプリは、それぞれ異なる特徴と利用者層を持っているため、タップルと併用することで出会いの幅を大幅に広げることができます。リセマラのリスクを取る前に、まずはこれらのアプリを試してみることを強くおすすめします。
まとめ
タップルでのリセマラは技術的には可能ですが、約8日間の待機期間が設けられており、すぐに実行できるものではありません。また、リセマラを行うことで得られるメリットよりも、失うデータや再課金の必要性などのデメリットの方が大きい場合が多いのが現実です。
特に重要なのは、リセマラを行っても根本的なマッチングしない原因が解決されない場合があるという点です。プロフィール写真の質や自己紹介文、メッセージのやり取りなどに問題がある場合、アカウントを新しくしても同じ結果になってしまう可能性が高いでしょう。
そのため、リセマラを検討する前に、まずは以下の改善を試してみることをおすすめします:
- プロフィール写真の見直しと質の向上
- 自己紹介文の魅力的な書き直し
- メッセージのやり取り方法の改善
- 相手選択の基準の見直し
それでも満足のいく結果が得られない場合は、リセマラよりも他のマッチングアプリとの併用を検討しましょう。Pairs、with、Omiaiなど、それぞれ異なる特徴を持つアプリを活用することで、より効率的に理想の相手との出会いを実現できる可能性が高まります。
マッチングアプリでの出会いは、一つのアプリに固執するよりも、複数のプラットフォームを活用し、自分に最適な環境を見つけることが成功への近道となります。リセマラという手段に頼る前に、まずは利用方法の改善と他のアプリの検討から始めてみてはいかがでしょうか。
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