近年、マッチングアプリのタップルに対して「民度が低い」という声がインターネット上で散見されています。
累計会員数2,000万人を超える国内最大級のマッチングアプリであるタップルですが、果たして本当に民度が低いのでしょうか。
この記事では、実際の利用者の体験談をもとに、タップルの実態を詳しく調査していきます。
タップルは民度が低い?体験談を元に実態を調査!
悪い体験談|25歳・男性
タップルを使って1か月が経った時のことです。「お酒好き」のタグをつけている女性とマッチングし、おでかけ機能で当日に会うことになりました。
しかし、待ち合わせ場所に現れたのは、プロフィール写真とは明らかに違う人物でした。写真は明らかに加工されており、実際に会ってみると年齢も偽っているようでした。
さらに、会話が始まると別のアプリへの勧誘を受け、あげくの果てにぼったくりバーに連れて行かれそうになりました。幸い途中で気づいて逃げ出しましたが、二度とおでかけ機能は使いたくないと思いました。
悪い体験談|30歳・女性
30歳の会社員として、タップルで真剣な恋活を始めました。
しかし、マッチングする相手のほとんどが20代前半で、会話をしてみても価値観が全く合いませんでした。
また、メッセージのやり取りをしていても、すぐに「会いませんか?」と誘われることが多く、体目的なのではないかと不安になることが多々ありました。
真剣に交際相手を探している私には、このアプリの軽いノリが合わず、結局1か月で退会することにしました。
年齢層の違いを痛感し、もっと落ち着いた年代が多いアプリに移ることにしました。
悪い体験談|23歳・女性
タップルに登録して2週間程度使用しました。確かにマッチング率は高く、毎日複数の男性から「いいかも」をもらいました。
しかし、メッセージの内容が「今度飲みに行きませんか?」「今夜空いてませんか?」といった軽いものばかりで、真剣な交流を求めている私には合いませんでした。
プロフィール写真も筋肉自慢の半裸写真や、明らかに拾い画像と思われるものが多く、信頼できる相手を見つけるのが困難でした。
また、すぐにLINE交換を提案してくる男性も多く、軽い出会いを求める人が多い印象を受けました。
良い体験談|25歳・男性
タップルを使って素晴らしい出会いを経験できました。
映画好きというタグでマッチングした女性と出会ったのですが、共通の趣味があることで会話が自然に弾みました。
最初はカフェで軽くお茶をしただけでしたが、お互いの趣味の話で盛り上がり、その後も継続してデートを重ねることができました。
タップルの趣味タグ機能のおかげで、自然な形で距離を縮めることができ、3か月後には正式に交際することになりました。
同年代で共通の興味を持つ相手と出会えたのは、タップルの大きなメリットだと感じています。
良い体験談|23歳・女性
彼氏がいない歴3年だった私ですが、タップルのおでかけ機能を使って素敵な出会いを見つけました。
「今日カフェに行きませんか?」という投稿に応募してくれた男性がいて、実際に会ってみると写真通りの爽やかな人でした。
事前に電話でも話していたため、初対面でも親しみやすく、自然な会話ができました。
その後もデートを重ね、お互いの価値観が合うことがわかり、現在は真剣にお付き合いしています。
タップルの多様なコミュニケーション機能が、自然な出会いのきっかけを作ってくれました。
良い体験談|28歳・男性
28年間彼女がいなかった私ですが、タップルで人生が変わりました。
身長165cm、年収400万円という決して高スペックではない条件でしたが、1か月で20人弱とマッチングし、実際に3人の女性と出会うことができました。
今まで合コンや街コンで失敗を重ねていましたが、タップルでは気軽にアプローチできる環境が成功につながりました。
短時間でたくさんの異性とマッチングできる仕組みが、私のような奥手な性格にも合っていました。
最終的に、そのうちの一人と真剣な交際に発展し、今では結婚を視野に入れたお付き合いをしています。
タップルの民度を調査してわかったこと
その①:ユーザー層の若さが軽い印象を生んでいる
タップルの最大の特徴は、その圧倒的に若いユーザー層にあります。調査によると、タップルの利用者は20代以下が6割を占めるという結果が出ており、20代前半がボリューム層となっています。
この年齢構成により、タップルは「フットワークの軽い若い世代がカジュアルな出会いを求めている」アプリとして位置づけられています。20代と言えば、恋愛における価値観がまだ形成途上であり、真剣な婚活よりもライトな恋活を重視する傾向があります。そのため、「今度飲みに行こう」「とりあえず会ってみよう」といった軽いノリでのアプローチが多く見られ、これが「民度が低い」という印象を与える一因となっているのです。
その②:「おでかけ機能」による即日出会いの文化
タップルの独自機能である「おでかけ機能」は、当日や週末にすぐに会える相手を探すことができる仕組みです。この機能により、マッチングから実際に会うまでの期間が大幅に短縮され、「今夜会える人を探す」ことが可能になっています。
しかし、この機能が悪用されるケースも報告されています。おでかけ機能を使う女性は初対面の人と出会うことに抵抗がないため、「フッ軽かつ尻軽」の場合が多く、ヤリモク男性のターゲットになりやすいという指摘もあります。また、十分な事前のコミュニケーションなしに会うため、プロフィール詐称や業者との遭遇リスクも高まり、これらが「危険」「民度が低い」という評判につながっています。
その③:真剣度の低さによるマッチング後の問題
タップルのユーザーは比較的恋愛に対する真剣度が低い傾向にあります。これは「気軽な出会い」をコンセプトとするアプリの性質上、自然な現象とも言えますが、真剣な出会いを求めるユーザーには不満の要因となっています。
具体的には、マッチング後のメッセージが続かない、会話が表面的で深い交流に発展しない、すぐに連絡が途絶えるといった問題が頻繁に発生しています。また、プロフィールや自己紹介文が薄い内容のユーザーが多く、真剣に相手を知ろうとする姿勢が不足していることも指摘されています。これらの要因が重なることで、真面目に出会いを探している人には向かないという評価が定着しています。
タップルが向いてる人
その①:20代で気軽な恋活を楽しみたい人
タップルは特に20代の若い世代に最適化されたマッチングアプリです。利用者の大半が20代であることから、同世代との出会いを求める人にとっては理想的な環境が整っています。気軽な恋活を目的とし、まずは友達のような関係から始めて、自然な流れで恋愛関係に発展させたいと考える人には非常に適しています。
- スワイプ型操作でテンポよくマッチングできる
- 同年代と多く出会える
- 軽やかな気持ちで恋活できる
その②:共通の趣味で自然な関係を築きたい人
タップルの最大の魅力は、趣味を通じて繋がれることです。アプリ内の「趣味タグ」機能では、グルメ、映画、アウトドア、ゲームなど、非常に細かなカテゴリーまで設定することができ、共通の趣味を持つ相手とピンポイントでマッチングできます。
- 初対面でも話題に困らない
- 趣味から長期的な交際に発展しやすい
- 興味で繋がる出会いを求める人におすすめ
その③:フットワークが軽く積極的にデートしたい人
タップルは「まず会ってフィーリングを確かめたい」という考えの人に最適です。おでかけ機能により、メッセージでの長いやり取りをスキップして、直接デートに進むことができます。
- メッセージが苦手でも出会いやすい
- 積極的にアプローチできる人向き
- 安全対策を守りつつ効率良く出会える
タップルが向いてない人
これから3つの理由を説明します。
その①:30代以上で真剣な婚活を求める人
タップルのユーザーは圧倒的に20代が多く、30代以上の利用者は全体の25%程度に留まります。そのため、30代以上の人が同世代との出会いを求める場合、選択肢が大幅に限られてしまいます。また、30代以上の利用者がいたとしても、20代中心のアプリの雰囲気に馴染めない可能性が高く、マッチング率も低下する傾向があります。
- 真剣な婚活目的には向かない
- 年齢が合わず出会いにくい
- 婚活特化型アプリの方が適している
その②:慎重にメッセージを重ねてから会いたい人
タップルは「まず会ってから判断」という文化が根強く、長期間のメッセージ交換を好む人には適していません。多くのユーザーが早期のデートを希望するため、慎重にコミュニケーションを取ってから会いたいと考える人は「返信が遅い」「消極的」と判断されがちです。また、プロフィール写真での第一印象が重視される仕組みのため、外見よりも内面を重視したい人には向いていません。
- 内面重視の人に不向き
- じっくりメッセージ交換したい人は馴染みにくい
- 表面的な出会いになりがち
その③:業者やヤリモクを見極めるのが困難な人
タップルには一定数の業者やヤリモク(体目的)のユーザーが存在することが報告されています。特に、おでかけ機能やスピーディーなマッチングシステムを悪用する悪質ユーザーもおり、これらを見極める能力が求められます。
- 初心者はトラブルのリスク大
- 安全対策が必要
- 自己防衛できる人向き
タップル以外のおすすめマッチングアプリ
①with
withは心理学的アプローチを重視したマッチングアプリで、性格診断や心理テストを通じて内面の相性を重視した出会いを提供しています。20代から30代前半を中心とした年齢層で、タップルよりも真剣な恋活を求めるユーザーが多く利用しています。
- 性格診断で相性を重視
- 好みカードで価値観までマッチ
- メッセージサポート機能が優秀
②Tinder
Tinderは世界最大級のマッチングアプリで、男女共に基本無料で利用できる点が最大の特徴です。タップルと同様にスワイプ式の操作を採用しており、直感的なマッチングが可能です。ユーザーの年齢層は18歳から24歳が中心で、カジュアルな出会いから友達探し、恋活まで幅広い目的で利用されています。
- 基本無料で始めやすい
- 気軽な出会いに最適
- 位置情報で近距離マッチも可能
③バチェラーデート
バチェラーデートは完全審査制のハイスペック向けマッチングアプリです。男性は経営者や医師などの職業が重視され、女性は外見やCAやモデルなどの特殊な職業が評価される仕組みになっています。AIが自動でマッチングを行い、週に1回のデートが保証されているという独特なシステムが特徴です。
- プロフィール非公開で安心
- AIが自動で相手を選ぶ
- 毎週必ず出会える仕組み
④Dine
Dineは「マッチング=デート予約」をコンセプトとした、食事デート特化型のマッチングアプリです。通常のマッチングアプリとは異なり、マッチング後のメッセージ交換を最小限に抑え、直接デートに進める仕組みが最大の特徴です。
- 予約までスタッフが代行
- メッセージ不要でデートが決まる
- 食事デートに特化
⑤ペアーズ
ペアーズは累計会員数2,000万人を超える国内最大級のマッチングアプリで、幅広い年齢層と多様な目的のユーザーが利用しています。20代後半から30代前半を中心としつつも、真剣な恋活から婚活まで対応している点が特徴です。
- 詳細な検索機能が充実
- 真剣度の高いユーザーが多い
- 通話機能で相性を事前確認できる
まとめ
タップルの「民度が低い」という評判について詳細に調査した結果、これは必ずしも事実ではなく、アプリの特性とユーザーの目的のミスマッチから生じている誤解であることが判明しました。タップルは20代中心の若い年齢層が気軽な恋活を目的として利用しており、この「カジュアルな出会いの文化」が一部の真剣な出会いを求めるユーザーには「軽い」と感じられているのです。
良い体験談からは、共通の趣味を通じた自然な出会いや、フットワークの軽さを活かしたスピーディーな関係構築に成功している事例が多く見られました。一方で悪い体験談では、年齢層のミスマッチや真剣度の違い、一部の悪質ユーザーとの遭遇などが問題となっていました。
タップルが向いているのは、20代で気軽な恋活を楽しみたい人、共通の趣味で自然な関係を築きたい人、積極的にデートを重ねたい人です。逆に、30代以上で真剣な婚活を求める人や、慎重にメッセージを重ねてから会いたい人には適していません。
重要なのは、自分の目的と年齢に適したマッチングアプリを選ぶことです。タップルが合わない場合は、with、Tinder、バチェラーデート、Dine、ペアーズなど、それぞれ異なる特徴を持つアプリから、自分のニーズに最適なものを選択することで、理想的な出会いを見つけることができるでしょう。
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