マッチングアプリ「タップル」を利用していて、突然「ご利用中のアカウントは停止されました」というメッセージが表示され、何もしていないのに強制退会になってしまったという経験はありませんか? 実は、自分では特に問題のある行動をしていないつもりでも、タップルの利用規約やコミュニティガイドラインに違反していると判断され、アカウント停止になるケースが少なくありません。
タップルは累計会員数2,000万人を超える人気マッチングアプリで、特に20代の若い世代を中心に利用されています。しかし、安全な出会いの場を提供するために、運営側は24時間365日の監視パトロールを行い、規約違反ユーザーに対しては厳しい措置を取っています。
この記事では、タップルで何もしていないのに強制退会となってしまう原因と、その対処法について詳しく解説します。また、万が一タップルが使えなくなった場合の代替アプリについても紹介します。
タップルで何もしてないのに強制退会となる原因
タップルで強制退会になると、登録していたデータや履歴がすべて削除され、マッチングした相手には「退会済み」と表示されます。また、購入したアイテムやポイントも削除され、返金などの対応はありません。
強制退会になる原因はいくつかありますが、ここでは特に「何もしていないのに」強制退会になってしまうケースに焦点を当てて、3つの主な原因を説明します。
原因①:他ユーザーからの通報
タップルでは、他のユーザーからの通報が強制退会の大きな原因となります。自分では問題ないと思っていた行動でも、相手が不快に感じて通報すると、運営側の調査対象となります。
特に注意すべきは、プロフィール内容に虚偽があると通報されやすいという点です。例えば、ネット上の画像を無断で使用した場合、本人にバレて複数の通報が発生し、強制退会になることが多いようです。また、プロフィール写真が不適切(複数人で写っている、顔が認識できない、過度に加工されているなど)な場合も通報の対象となります。
通報は一度では即強制退会にならないケースが多いですが、複数回の通報や悪質な違反と判断された場合は、一発で強制退会になることもあります。
原因②:連絡先交換の試み
2021年10月25日の利用規約改訂により、タップル内での連絡先交換が全面禁止となりました。これは最も多い強制退会の原因の一つです。
連絡先とは、LINE ID、電話番号、メールアドレス、その他のSNSアカウントなど、直接連絡が取れるものすべてを指します。「LINE交換しませんか?」「インスタ教えてください」などの発言は、たとえ相手から求められたものでなくても、規約違反となります。
実際に、「NGとされている連絡先交換の質問を何度かしてしまった」ことが原因で強制退会になったというケースも報告されています。タップルでは、実際に会って信頼関係ができるまでは、アプリ内のメッセージ機能やビデオチャットを使うことが推奨されています。
原因③:利用目的がタップルの主旨からズレている
タップルは「恋活」「婚活」を目的としたマッチングアプリです。そのため、以下のような目的外の利用は強制退会の対象となります。
- ビジネス目的や商品販売などの勧誘行為
- 遊び相手探しや一晩限りの関係を求める行為
- 性的な欲求を満たすためだけの利用
特に注意すべきは、メッセージのやり取りの中で性的な言動をすることです。タップルでは、「セックス」「エッチ」「セフレ」「パパ活」「既婚」などの単語はNGワードとされており、これらを使用するとアカウント停止の対象になる可能性があります。
また、すぐに会いたがったり、しつこくお金の話をしたりすると、サクラや業者だと判断され通報されることもあります。自分では冗談のつもりでも、相手が不快に感じる可能性があるため、メッセージでのやり取りは相手を思いやった内容を心がけましょう。
タップルで何もしてないのに強制退会になった時の対処法
タップルで強制退会になってしまった場合、どのように対処すべきでしょうか。ここでは3つの対処法を紹介します。
対処法①:サポートセンターへの問い合わせ
「自分は何も違反していないのに強制退会になった」と感じる場合は、タップルのサポートセンターに問い合わせることが最も効果的です。
タップルへの問い合わせ方法は主に2つあります。
- メールでの問い合わせ:アプリのマイページから設定画面に移り、「お問い合わせ・ヘルプ」の項目を選択します。一番下にある「お問い合わせ」ボタンから、カスタマーサポートに問い合わせることができます。
- 電話での問い合わせ:メールで連絡がつかない場合は、03-6328-2692(タップル運営会社の電話番号)に直接電話することも可能です。ただし、これは問い合わせ専用の窓口ではないため、どうしても解決できない場合のみ利用しましょう。
問い合わせる際は、自分が規約違反をしていないことを丁寧に説明し、アカウントの復活を希望する旨を伝えましょう。強制退会に正当な理由がなかった場合には、アカウントを復活してもらえる可能性もゼロではありません。
なお、問い合わせても返信が来ない場合は、迷惑メールフォルダの確認、受信拒否設定の確認、ドメイン指定受信の設定を確認してみましょう。タップルからのメールは「@tapple.me」と「@matchingagent.co.jp」のドメインから送られてきます。
対処法②:自動更新の解除
タップルを強制退会になっても、有料会員の自動課金は継続されてしまいます。そのため、自分で自動課金を解除する必要があります。これを忘れてしまうと、使えないアプリに対してお金を支払い続けることになるので注意しましょう。
自動課金の解除方法は、使用している端末によって異なります。
- iPhoneの場合
- 設定を開く
- 自分の名前をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- タップルのアイコンをタップ
- 「登録をキャンセルする」をタップ
- Androidの場合
- GooglePlayStoreを開く
- 「アカウント」から「お支払いと定期購入」をタップ
- 一覧から「タップル」をタップ
- 「定期購入管理」をタップ
- 「キャンセル」→「定期購入を解約」をタップ
これらの手順を踏むことで、不要な課金を止めることができます。特に男性ユーザーは月額3,700円〜の料金がかかるため、早めに解約手続きを行いましょう。
対処法③:再登録の試み(非推奨)
タップルでは、強制退会となったアカウントの再登録は基本的に認められていません。運営側では、強制退会となったユーザーの情報(電話番号やメールアドレスなど)を記録しており、同じ情報を使った再登録はブロックされる仕組みになっています。
一部では「IPアドレスを変更すれば再登録できる」という情報もありますが、これは規約違反となるリスクがあり推奨できません。仮に再登録できたとしても、メッセージ前の本人確認で落とされる可能性が高いです。
また、同じ電話番号や端末からの再登録はできないだけでなく、同じ身分証も使えないので注意が必要です。無理に再登録を試みるよりも、次に紹介する別のマッチングアプリに切り替える方が賢明でしょう。
タップルが使えない場合は他アプリを使おう
タップルが使えなくなった場合、他のマッチングアプリを利用するのが最も現実的な解決策です。ここでは、タップルの代わりになる3つのおすすめマッチングアプリを紹介します。
①:Pairs(ペアーズ)
Pairsは累計会員数2,000万人以上を誇る、日本最大級のマッチングアプリです。タップルと同様に若い世代を中心に利用されていますが、より幅広い年齢層のユーザーがいます。
- 会員数:2,000万人以上
- 年齢層:20代後半〜40代
- 男女比:男性6:女性4
- 料金:男性3,700円/月〜、女性無料
- 目的:恋活・婚活
Pairsの最大の魅力は、圧倒的な会員数と充実した検索機能です。年齢や職業はもちろん、趣味や価値観まで細かく指定できるため、自分と相性の良いパートナーを見つけやすいでしょう。また、「おさそいアシスト」という機能があり、相手のデート意思を確認できるのも特徴です。
タップルと比較すると、Pairsはより真剣な恋愛や結婚を見据えた利用者が多い傾向にあります。タップルで強制退会になった方でも、Pairsなら新たな出会いを見つけられる可能性が高いでしょう。
②:with(ウィズ)
withは性格診断を重視したマッチングアプリで、相性の良い相手との出会いをサポートしてくれます。
- 会員数:1,000万人以上
- 年齢層:20代後半〜30代
- 料金:男性3,600円/月〜、女性無料
- 目的:恋活・婚活
withの最大の特徴は、心理テストや性格診断を通じて相性の良い相手を紹介してくれる点です。世界中の心理学の研究に用いられている「ビッグファイブ」という性格分析をベースにしており、価値観や趣味が合う人とマッチングしやすくなっています。
また、メッセージ画面にアドバイスが表示されるため、会話が進めやすいのも魅力です。タップルよりも真剣度が高く、性格や相性を重視したい方におすすめのアプリと言えるでしょう。
③:Tinder(ティンダー)
Tinderは世界中で利用されているグローバルなマッチングアプリです。シンプルな操作性と気軽に始められる点が特徴です。
- 会員数:非公開(世界中で利用されている)
- 年齢層:20代前半〜30代
- 操作性:左右スワイプで簡単にマッチング
- 目的:カジュアルな出会いから恋活まで
Tinderはビジュアル重視のアプリで、プロフィール写真を見て直感的に判断するスタイルです。タップルと同様に若い世代が多く、カジュアルな出会いを求める人に向いています。
ただし、Tinderはタップルよりもさらにカジュアルな出会いを求める傾向があるため、真剣な恋愛や結婚を希望する場合は、Pairsやwithの方が適しているかもしれません。
まとめ
タップルで何もしていないのに強制退会になってしまう主な原因は、①他ユーザーからの通報、②連絡先交換の試み、③利用目的がタップルの主旨からズレていることの3つです。特に連絡先交換は2021年10月から全面禁止となっており、最も多い強制退会の原因となっています。
強制退会になった場合の対処法としては、①サポートセンターへの問い合わせ、②自動更新の解除、③再登録の試み(非推奨)があります。ただし、再登録は基本的に認められておらず、同じ情報を使った登録はブロックされる仕組みになっています。
タップルが使えなくなった場合は、Pairs(ペアーズ)、with(ウィズ)、Tinder(ティンダー)などの他のマッチングアプリを利用するのが賢明です。特にPairsは会員数2,000万人以上で検索機能も充実しており、タップルの代替として最もおすすめです。
マッチングアプリを利用する際は、各アプリの利用規約やコミュニティガイドラインをしっかり確認し、安全・安心な出会いを心がけましょう。また、1つのアプリで上手くいかない場合は、複数のアプリを同時に使ってみるのもおすすめです。
タップルの2025年6月現在の会員数は2,000万人、男性の月額料金は3,700円〜となっています。女性は完全無料で利用できるため、男女問わず多くのユーザーに支持されているマッチングアプリです。
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