ペアーズの本人確認済みの業者に注意！特徴や対処法を紹介

マッチングアプリの利用者数が急増する中、ペアーズは2,000万人以上の会員数を誇る国内最大級のアプリとして多くの人に利用されています。しかし、その人気の高さゆえに、悪質な業者が紛れ込んでいるのも事実です。特に注意すべきは、本人確認済みバッジを取得した業者の存在です。

本記事では、ペアーズに潜む業者の実態から、本人確認済みの業者を見分ける方法、実際に遭遇した際の対処法まで、安全にペアーズを利用するための情報を包括的に解説します。また、より安全性の高いマッチングアプリの選択肢についても紹介し、あなたの婚活・恋活を守るための知識をお伝えします。

ペアーズにいる業者とは？

ペアーズには運営が雇うサクラは存在しませんが、運営とは無関係の業者が一定数存在します。業者とは、投資詐欺やマルチ商法の勧誘、他サイトへの誘導などを目的として、一般ユーザーを装ってアプリに登録している悪質なアカウントのことです。

これらの業者は、ペアーズの24時間365日の監視体制を避けるため、アプリ内では本来の目的を隠し、LINEなどの外部SNSに誘導した後に勧誘行為を行うという手口を使います。また、業者はアプリ運営に通報されることを恐れ、SNS交換後にアプリ内でブロックするという特徴も持っています。

特に問題となるのは、従来「業者は本人確認を完了していない」とされていた常識が通用しなくなっていることです。最近では、本人確認済みバッジを取得した業者も確認されており、より巧妙な手口で一般ユーザーを騙そうとしています。

ペアーズで本人確認済みの業者の特徴

本人確認済みの業者を見分けるために、これから5つの主要な特徴について詳しく解説します。

特徴①：プロフィール写真とプロフィール内容に違和感がある

本人確認済みの業者でも、プロフィールには明確な違和感があります。写真は芸能人やモデル級の美男美女を使用していることが多く、1枚しか登録されていないケースが目立ちます。また、メイン写真は完璧なのに、自己紹介文が極端に短い、出身地や休日などの基本項目が未記入といった、プロフィール設定に穴があるのが特徴です。

業者は多数のアカウントを管理しているため、細かな設定まで手が回らず、検索で絞り込まれる項目以外は埋まっていないことが多いのです。本物のユーザーであれば、真剣に出会いを求めているため、プロフィールを丁寧に作り込むのが一般的です。

特徴②：職業や年収の設定が不自然

業者のプロフィールでは、職業が「自営業」「経営者」「個人事業主」「自由業」といった曖昧な設定になっていることが多く、年収も実年齢に対して不自然に高額に設定されています。これは後に投資や副業の話を持ちかけるための布石として使われます。

また、職業について具体的に質問すると、曖昧な回答しか返ってこない、または投資話を持ちかけてくるといった反応を示すのも業者の特徴です。一般的なユーザーであれば、自分の仕事について具体的に説明できるはずです。

特徴③：プロフィールや会話で金銭に関するワードが登場する

業者の最も分かりやすい特徴として、プロフィールや自己紹介文に「副業」「投資」「成功」「夢」「ビジネス」といった金銭や成功を匂わせるキーワードが含まれていることが挙げられます。これらのワードが登場した時点で、ほぼ確実に業者と判断できます。

さらに、メッセージのやり取りでも早い段階でお金の話題を振ってくる、豪華な旅行の写真や札束の写真を見せてくるといった、露骨な金持ちアピールを行うのも業者の手口です。真剣に恋愛や結婚を考えているユーザーは、初対面でお金の話をすることはありません。

特徴④：メッセージの内容と返信パターンが不自然

業者のメッセージには特徴的なパターンがあります。まず、絵文字を一切使わない、または極端に少ないという点が挙げられます。また、返信のタイミングが早いものの即レスではなく、会話が噛み合わない、流れが不自然といった特徴も見られます。

日本語に違和感がある、片言の日本語を使ってくることも多く、これは海外の業者グループが関与している可能性を示しています。さらに、3往復程度の短いやり取りで連絡先交換を求めてくる、相手から真剣度を確認する質問をしてくるといった行動パターンも業者の特徴です。

特徴⑤：マイタグや活動履歴に一貫性がない

業者のアカウントでは、マイタグ（興味関心を示すタグ）への参加数が極端に少ない、または一般的すぎるタグのみに参加しているという特徴があります。また、アカウント作成からの期間が短く、新着ユーザーとして表示されることが多いのも特徴の一つです。

登録エリア内の観光地や店舗の写真がない、同じような背景の写真ばかり使用しているといった点も、業者を見分ける重要な手がかりとなります。真剣にアプリを利用しているユーザーであれば、自分の生活や趣味が反映されたバリエーション豊かな写真を投稿するはずです。

ペアーズで本人確認済みの業者と遭遇した時の対処法

業者と遭遇してしまった場合の適切な対処法について、これから3つの重要なポイントを解説します。

対処法①：即座にブロックし運営に通報する

業者だと判断した場合、最も重要なのは速やかにブロックすることです。ただし、ブロックする前に必ず違反報告を行ってください。ブロック後は違反報告ができなくなるため、「違反報告→ブロック」の順番を守ることが重要です。

違反報告は、相手のプロフィール画面またはメッセージ画面の右上「…」から「違反報告する」を選択し、詳細な内容を記載して送信します。相手の情報（ニックネーム、年齢、居住地、写真の特徴、違反行為の詳細）をできる限り詳しく記載することで、運営の対応が迅速になります。

対処法②：証拠を保全し個人情報を守る

業者と接触してしまった場合、今後のトラブル防止のために証拠の保全が重要です。相手のプロフィール画面やメッセージのやり取りをスクリーンショットで保存し、万が一の被害拡大に備えてください。

既にLINEなどの連絡先を交換してしまった場合は、即座にブロックし、プライバシー設定を見直してください。具体的には、「IDによる友だち追加を許可」をオフにし、「メッセージ受信拒否」をオンに設定することで、業者からの追加連絡を防げます。また、QRコードを更新することで、古いコードを無効化できます。

対処法③：金銭要求や怪しいリンクには絶対に応じない

業者から投資話や副業の勧誘があっても、絶対に応じてはいけません。また、送られてきたリンクやURLは開かず、個人情報（住所、電話番号、職場情報）やクレジットカード情報を絶対に教えてはいけません。

万が一、金銭的な被害や個人情報の漏洩が発生した場合は、速やかに警察や国民生活センターなどの専門機関に相談してください。ペアーズ運営も連絡先を提供していますが、アプリ外での被害については対処に限界があるため、公の機関への相談が重要です。

ペアーズで業者と関わらないための対策

業者との接触を未然に防ぐための予防策について、これから3つの重要な対策をご紹介します。

対策①：本人確認済みユーザーのみと交流する

最も効果的な対策の一つは、自分も本人確認を完了し、検索機能で「本人確認済み」のユーザーのみを表示させることです。ペアーズでは本人確認ステップ2まで完了したユーザーのみが「本人確認済み」バッジを取得でき、公的証明書と顔写真の認証が必要なため，業者にとってハードルが高くなります。

ただし、本人確認済みバッジがあっても100％安全とは限らないため、他の判断材料と組み合わせて慎重に見極めることが重要です。プロフィールで高収入をアピールしているにも関わらず本人確認を行っていないユーザーは、特に注意が必要です。

対策②：メッセージ交換は十分な期間を設ける

業者は早期の外部誘導を狙うため、マッチング後すぐにLINE交換を求めてきたり、短期間でのデート提案をしてきます。これを防ぐため、最低でも1〜2週間はアプリ内でのメッセージ交換を続け、相手の人柄や真剣度を十分に見極めてから連絡先交換を検討してください。

メッセージの内容に注目し、具体的な仕事内容や趣味について質問し、自然で一貫性のある回答が得られるかを確認することも重要です。業者の場合、具体的な質問に対して曖昧な回答しか返せないことが多いのです。

対策③：プロフィール情報を総合的に判断する

単一の要素だけでなく、プロフィールの情報を総合的に判断することが重要です。写真の枚数と質、自己紹介文の充実度、マイタグへの参加状況、基本情報の記載具合などを総合的にチェックし、一貫性があるかを確認してください。

また、極端に美しい写真や高収入設定に惑わされず、自分のレベルに見合った相手との出会いを重視することも大切です。あまりにも条件が良すぎる相手からのアプローチには、特に注意を払ってください。

安全性の高いマッチングアプリ

ペアーズ以外にも安全性が高く評価されているマッチングアプリについて、これから3つのおすすめアプリをご紹介します。

①Omiai：本人確認とセキュリティが充実

Omiaiは累計900万人以上の会員数を誇り、真剣な恋活・婚活向けのマッチングアプリとして高い評価を得ています。男性の月額料金は1,900円〜3,900円で、ク10レジットカード決済を利用することで最も安価に利用できます。

Omiaiの最大の特徴は、セキュリティ面での取り組みの充実です。電話番号での認証に加え、迷惑行為を繰り返すユーザーにはイエローカードが表示される独自のシステムを導入しており、問題のあるユーザーを事前に判別できます。また、24時間365日の監視体制により、業者や不審なユーザーの早期発見・排除を行っています。

②with：心理学ベースのマッチングで安全性向上

withは心理学や統計学に基づいた性格診断を活用したマッチングシステムが特徴で、月額料金は3,960円となっています。エニトグループ傘下での運営により、悪質ユーザーの検知強化や個別注意喚起システムなど，新たな安全対策を積極的に導入しています。

withでは、SNS連絡先交換時の自動警告表示機能や、AIと人による24時間365日の監視体制を実施しており、ユーザーの安全性向上に力を入れています。また、心理学ベースのマッチングにより、価値観の合う相手と出会いやすく、業者との接触リスクを減らすことができます。

③タップル：審査制度で安全性を確保

タップルは2,000万人の会員数を誇る大手マッチングアプリで，月額料金は3,700円です。特に20代〜30代のユーザーが多く、気軽な出会いから真剣な恋活まで幅広い目的に対応しています。

タップルでは本人確認書類として運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの公的証明書を必須としており、なりすまし防止に努めています。また、24時間365日の監視体制により、不適切なユーザーの早期発見と排除を行っており、安全な出会いの環境作りに取り組んでいます。

まとめ

ペアーズは2,000万人以上の会員数を誇る優良なマッチングアプリですが、その人気ゆえに業者も存在するのが現実です。特に注意すべきは、従来の常識を覆す「本人確認済み」の業者の存在で、これらを見分けるためには複数の判断基準を組み合わせた総合的な判断が必要です。

業者の主な特徴として、プロフィールの違和感、金銭関連ワードの使用、不自然なメッセージパターン、早期の外部誘導などが挙げられます。これらの特徴を理解し、適切な対処法（即座のブロック・通報、証拠保全、個人情報保護）を実践することで、安全にアプリを利用できます。

予防策としては、本人確認済みユーザーとの交流、十分なメッセージ期間の確保、総合的なプロフィール判断が効果的です。また、Omiai、with、タップルなどの安全性が高いアプリの併用も検討することで、より安全で充実した婚活・恋活を実現できるでしょう。

最も重要なのは、完璧な相手に見える場合ほど慎重になることです。適切な知識と警戒心を持って利用すれば、マッチングアプリは素晴らしい出会いの場となります。安全第一で、理想のパートナー探しを楽しんでください。